表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《暴徒》  作者: 低学歴snob
一章 怒涛の1日と余り
7/15

6話 「始まりが終わり」

始まりが終わりだった今回の爆弾事件。


解除された爆弾は警察に引き渡した。警察の見解では爆発物であるのは間違いないものの見た目のわりに、中身はホームセンターなどで手に入るようなもので作られた殺傷能力が低いものだった。


いや、ホームセンターで揃えられるものでももっと威力に期待できるものが作れる。意図的に威力を弱めていると考えたほうが自然だろう。丁寧なことだ。


爆弾引き渡し後、時間も時間ということでその日の事情聴取は数時間で済され、後日より詳しく話を聞かれる運びとなった。


数時間の事情聴取では、事の運びの概要について言及された。話が進めば進むほどに音喜多の顔はドヤ顔へと変遷していく。しかし、主たる内容は『なぜ、すぐさま通報しなかったのか。』という点であった。


ほとんどの時間は、いい大人が警官に説教をされていたのが実情だ。説教する側に高千帆が混ざり、やいのやいのと朝焼けの中続けられた。


音喜多が警官に怒られ、それに高千帆が追い打ちをかける。それを音喜多が皮肉り、警官も高千帆も同じだと説教する。そうすると、それに音喜多が乗っかる。そんな小学生の口喧嘩に警察が混じって収拾がつかなくなっていった。




そして一つ、残された謎。


__________________________________________


よくぞ、あのヒントだけでここに辿り着けた。

では、ひとつイイコトを教えよう。


手紙は挨拶の始まりが重要。


では、また。正しき(あやま)ちの中に、

そこでお会いしましょう。

Xより。

__________________________________________


最後のメモ。


”正しき過ちの中に、そこでお会いしましょう。”


こればかりは、タイムマシンでも無い限り”時間”が過ぎるのを待つしかないのだ。


鶺鴒鳴(せきれいなく)頃の話だ。____

これで一章完結です。これから二章に入る前に数話本編以外のところの(じけん)を書きます。


”正しき過ちの中に、そこでお会いしましょう。”この謎の答えは物語の最後に明かされます。ぜひ意味を予想してみてください。ヒントは”火”です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ