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勇者パーティーの隠居生活 1

森。


見渡す限りを草木で覆われ、虫や動物達が人間から逃れて暮らす事のできる場所。


耳を澄ませば小鳥の囀りでも聞こえてきそうな程平和で、争いとは程遠いこの場所に。





一瞬の閃光と、それと同時に聞こえる『ドン』という爆発音。





全ての生物が驚き、その場から逃げるように立ち去り、また何匹かの動物は閃光に目を焼かれ、視界を失い木々に衝突する。


この平和な場所にこの様な騒ぎを起こしたのは-






「やめろ『ガム』、動物たちが怯えるだろうが」




帝国最強の騎士-もとい、その強さから魔王討伐の任を与えられた勇者、ザイガス・クロスフォードと




「黙れよ勇者。テメーはオレを怒らせた」




帝国でスリを繰り返し、騎士や民間人の中でもはや有名人となっている小悪党。


-もとい、友人であるザイガスに推薦され魔王討伐の任をともに与えられてしまった、族に言う『勇者パーティー』の一員 ガーナルド・ムーデンブルク。


巷では『小悪党 ガム』の通り名で有名になりつつある。


この2人がこの騒ぎを起こした犯人。

何故この様な事態になったのかと言われれば-




「俺の分のクッキー食いやがって、死んで詫びろ糞勇者が!!」


「だから悪かったって言ってるだろうが。それに、そもそも机の上に置きっ放しにしたお前が悪い」


「二度とクッキー食えないような口にしてやる!」


「どんな口だ」




子供の喧嘩のような内容。


こんなくだらない理由で、今日も森の平和は脅かされる。


そんな世界の物語。

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