表のお話
昔々、あるところにお母さん豚と三匹の子豚がいました。
三匹の子豚は大きくなって一人立ちをし、それぞれ家を建てることになりました。
長男豚モノトンは藁で家を建てました。
次男豚ジートンは木で家を建てました。
三男豚トリトンは煉瓦で家を建てました。
ある時、三匹の子豚のところに狼がやってきました。
始めに、狼はモノトンを狙いました。
モノトンは狼に騙され、扉を開けてしまい狼に食べられてしまいました。
ジートンとトリトンが見つけた時には藁の家は既に血塗れでモノトンは骨すら残ってはいませんでした。
次に狼はジートンを狙いました。
しかしジートンは扉を開けません。
怒った狼は木の家に火を付けました。
トリトンが見つけた時には木の家は見るも無残に焼け落ち、ジートンは焼け焦げて真っ黒になっていました。
最後に狼はトリトンを狙います。
しかし、トリトンは扉を開けませんし、煉瓦の家には火は付きません。
困った狼は煙突から忍び込むことを思いつきました。
狼は煙突の上から飛び降ります。
しかし、その先に待っていたのはグツグツと煮えたぎった鍋。狼は高温の油の中へ落ちてしまいました。
トリトンは更にその上から蓋を被せて抑えつけます。やがて、鍋の中からは音が聞こえなくなりました。狼は熱された油の中で死んでしまいました。
こうして一匹の狼が死に、豚達に平和が訪れたのでした。
めでたしめでたし。




