表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/31

第24話 異常な海斗

祥子・綺亜蘭(きあら)&にゃーちゃん・ジョンの2人と2匹での朱雀戦は最後に祥子が霊刀・黄泉比良坂(よもつひらさか)の唯一の能力「黄泉送り」によって音も発さずに討伐された。


「はあ……終わった。 お疲れ様にゃーちゃん」

「にゃ~」


にゃーちゃんは黒虎の姿から黒猫へと姿を変えて綺亜蘭(きあら)の腕の中へ。


「祥子さんも。お疲れ様です。 最後は見事でした」

「ありがとう。 でも綺亜蘭(きあら)ちゃんとにゃーちゃんがいたから勝てたよ。今の私だとあの魔物の速さには追い付けなかった」

「そんなこと言ったら祥子さんがいなかったらあの時にゃーちゃんが死んじゃってましたよ。祥子さんは命の恩人です」


お互いが感謝を述べている祥子と綺亜蘭(きあら)。するとその時に()()()()()海斗が声をかける。


「それじゃあ2人ともが"ありがとう"でいいんじゃないか?」


そう声をかけることで初めて2人は海斗に気が付いた。そして一番最初に近づいていくのはもちろんジョンだった。


「バウバウ!バウ!」

「途中からだったけど見てたぞ?ちゃんと守ってくれたみたいだな。よくやったぞジョン!」


わしゃわしゃしゃわしゃ


「バウバウ~」


ジョンは嬉しそうにご主人様に撫でられている。


「か、白仮面さん!いつからそこに?」

「全然気づかなかった」


綺亜蘭(きあら)が"海斗さん"と呼びかけたがなんとか修正ができた。


綺亜蘭(きあら)ちゃん。配信は切ってるから大丈夫。 で、いつからいたかって質問に答えると数分前だよ。だから綺亜蘭(きあら)がにゃーちゃんと朱雀に大ダメージを入れていたのも祥子が朱雀にとどめを刺したのもバッチリと見ていたよ」


しゃべりながらも海斗は仮面を脱ぐ。それによって祥子と綺亜蘭(きあら)も思い出したかのように仮面をとった。


「ふう~。なんだか久しぶりに感じますね。仮面をとったのが」

「正確には1時間も経ってないのに何時間も被ってた気持ちになるね」


正確にはまだ第六階層にやってきて30分も経っていないかもしれない。最高級ダンジョンとも言われているこのダンジョンをわずか30分足らずで一階層攻略してしまうのは海斗はもちろんジョン・祥子・綺亜蘭(きあら)のレベルではない実力の高さがあるからこそ。


そこで祥子は気になっていたことをいくつか海斗に問いかけた。


「ねえ海斗?もしかしてジョンって結構強い?」

「そうだな。たぶん朱雀程度なら余裕で勝てるんじゃないか?俺と同じぐらいの強さだし」

「そうだよね」


そう言って祥子は海斗の隣でお座りをしているジョンに近づき撫でながら感謝を述べる。


「ありがとうジョン。私を守ってくれて」

「私からもありがとうございますジョン君」

「にゃ~」

「バウ!」


1つの疑問が解消されて祥子は撫でる手を止めて2つ目の質問へ。


「海斗……あの3()()()()はなに?」


祥子は予想はついていながらもそう問いかけながら3つの時計塔から上る3つの光について質問した。


「ああ、あれは時計塔の中にあるボタンを押したら出てくるんだよ。どうやら四神をモチーフにしたような魔物を倒すことで現れるらしい」

「なるほど。だから朱雀と呼称したんですね?」


綺亜蘭(きあら)が納得したようにつぶやいた。そしてその後すぐにその異常に気が付いた。


「え?それって……」

「……つまり海斗は私たちが朱雀に苦戦している間に青龍・白虎・玄武を倒してここに来たってこと?……」

「……途中から見てたって言ってましたよね?……」


祥子と綺亜蘭(きあら)は自身たちが(たば)になって苦戦しながら討伐した朱雀に相当するであろう魔物をわずかな時間で3体も討伐した海斗のその実力の高さに戦慄(せんりつ)していた。


それに対して海斗も苦笑いを浮かべながら軽く説明する。


「なんか……新たな力が強すぎるみたいなんだよ……」


青龍を討伐した海斗はどうせならと青龍相手に使用した炎人(イフリート)モードを解除して別の魔法陣を展開。それは水の魔法陣の氷人(グラシエル)モードという魔法陣。海斗は2つ残っているうちの近いほうの時計塔へ向かった。


そこは水の能力を持つ亀の姿をした玄武が守護する時計塔。しかし海斗の氷人(グラシエル)モードは水を凍らせることが可能なため玄武のすべての攻撃・防御の水を凍らせて瞬殺。

ちなみに炎人(イフリート)モードの場合は大剣だったが氷人(グラシエル)モードの場合は白い二丁拳銃から氷のレーザーを放つ。さらに白いオーラを纏い髪は白くなり眼も白くなる。


そして姿を氷人(グラシエル)モードから雷の魔法陣の雷人(バルク)モードに変更。姿は紫のオーラを纏い髪も眼も紫色に。武器は弓矢。そんな雷人(バルク)モードにて残っている白虎の時計塔へ。そこでは玄武よりは時間はかかったが同様に瞬殺。


それから姿を普通に戻し祥子たちのもとへやってきた。


「白虎はどんな魔物だったんですか?」

「白虎は速かったけどなによりも硬かったな。なんせ身体が鉱石で出来てたからな」

「でもすぐに倒したんでしょ?どうやって倒したの?」

雷人(バルク)モードの速さで何千万発と撃ち続けたら倒れた」

「「……海斗さんって/海斗ってもう人間じゃないですよね?/人間じゃないね?……」」


そうして海斗は無事に?2人に引かれたのだった。

読んでくださりありがとうございます!


もし少しでも面白いと思ったら☆☆☆☆☆をつけてくれるとそれが作者の描き続ける原動力となります!よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ