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元アラフォーの俺、公爵家嫡男に転生する~何故かいつの間にかハーレムに~  作者: おとら@9シリーズ商業化


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到着

この大陸はかなりの広さがある。


おそらく、ヨーロッパ大陸くらいはあるんじゃないだろうか? 知らんけど。


ちなみに、この大陸の他には大陸は残っていないらしい。


というのも、神話時代においてこの大陸以外は水没してしまったと。


その生き残りが、全てこの大陸に逃げ込んで今に至ると歴史ではなっている。


その真実はわからない。


ただ船を作って探したりもしたが、未だに見つかっていないのは事実である。


「とまあ、そんな世界観です。試験には出ないので、みんなは覚えなくて良いからねっ!」


「何を言ってるの? これは普通にテストに出るわよ。というか、定期試験の勉強はしてるのかしら?」


「いや、してないけど?」


「そんなキリッとした顔で言うんじゃないわよ!」


「待て待てっ! 馬車の中ではやめろって!」


目の前座っているセレナが、俺の両肩を掴んで揺らしてくる!

みんなお待ちかね『おっぱいぶるんぶるん』のお時間です!

俺ですか!? 俺は揺らされていて見る余裕がありません!

というか、酔いで吐きそうです!


「おいおい、着く前から体力を使うなよ。セレナ様も、少しは落ち着いてくださいって」


「うぇ……俺は何も悪いことしてないぞ」


「だ、だって、みんなで進級したいじゃない……アレクは、ただでさえ単位が危ないのに」


「まあ、それはそうっすね。なら、セレナ様が教えてあげれば良いんじゃないですか? それこそ、アレクの部屋でとか」


「ア、アレクの部屋で……?」


「おい! 親友! そんなのは嫌だっ! というか、 俺を売るとは何事だっ!」


「どういう意味よっ!?」


「そういう意味だよっ!」


こんなのが近くにいたんじゃ集中できん!

俺が何かの間違いで手を出してしまったらどうするんだ!

こちとら思春期の肉体を持て余しているというのに!


「クスクス……」


「メルル、どうしたの?」


「何をニコニコと……まさか、俺が虐められてるのが楽しいかい?」


「ち、違うんです! ……楽しいなって。こうして四人で過ごすのは久しぶりだったので……と言っても、まだ入学してから一ヶ月くらいしか経ってないんですけど」


「まあ、メルルは人気者だからね。いや、俺以外はといったほうが正しいか」


最初は面倒を見ていたメルルだけど、すぐにその必要はなくなった。

確かに、未だに獣人ということで、あーだこーだいう奴はいる。

でも、メルルは良い子だし、それも徐々に減っていくと思う。

……むしろ、俺といない方がいいのでは?


「それな」


「そうね」


「ひどくね?」


「え、えっと……アレク君は良い人ですっ」


「メルル! ありがとう! ウンウン、きみは良い子だ」


「あはは……」


「気を遣わせるんじゃないわよ」


「全くだな」


「リア充の二人は黙ってなさい」


……と言いつつ、俺もなんだかんだで楽しんでいる。


これが遅れてきた青春って感じかな。





そして休憩や食事を挟みつつ……お昼過ぎに、目的地に到着する。


そこは柵に囲まれた広い場所で、真ん中には小さな砦が立っている。


生徒である俺たちは、その柵の中でテントを張り、そこで寝泊りをして校外学習をする流れだ。


「くぅー……疲れたぁ……!」


「こ、腰が痛いわ……」


とりあえず、俺達も準備をするため馬車から降りたが……すでに満身創痍である。

慣れない馬車での長時間移動、ガタガタと揺れる道は中々にキツイ。


「おいおい、まだ着いたばかりだろうが……まあ、無理もないか」


「トール君は平気そうですね? 獣人の僕は、何ともないですけど」


「ほら、俺は馬術部だからな。馬に揺れるのも慣れてるし、そもそもこいつらと違って引きこもりじゃないし」


「「引きこもりいうなし!」」


「箱入りお嬢様と一緒にすんな!」


「何よ! そっちは正真正銘の引きこもりじゃない!」


「「ぐぬぬっ……!!」」


すると、見かねたノイス先生がやってくる。


「はい、そこまでですよ。仲が良いのは結構ですが、これは授業の一環でもあります。きちんと遊ぶ時間や休憩時間はあるので、まずは作業をしてください……わかりましたね? あなた方は王族なのですよ? 生徒達の見本になって頂かないといけません」


「「……はぃ、すみません」」


その言葉に、流石の俺達も……ぐうの音も出ないのだった。







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