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元アラフォーの俺、公爵家嫡男に転生する~何故かいつの間にかハーレムに~  作者: おとら@9シリーズ商業化


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貞操の危機

 翌日の朝、俺が起きようとすると……何故か、体が動かなかった。


 これが世に言う金縛りというやつか!?


 そう思い、何とか動かそうとすると……激痛が走る!


「イテテ! これって金縛りじゃなくて、ただの筋肉痛か?」


「あら、御主人様。おはようございます。どうやら、チャクラを使いすぎたみたいですね?」


「あぁ……そういうことか」


 チャクラは己の内側にある力を解放して使う技だ。

 当然、リミッターを外せば身体に負担がかかる。

 ゆえにそれを行使しすぎると……こういう状態になる。

 例えるなら、三倍界王拳を使った後の悟○といったところか。

 ……これがわかったら、貴方もアラフォーですね!


「ふふ、つまりチャンスですね?」


「な、何がだ?」


「わかってるくせして……それっ!」


「ヒャァ?!? や、やめてぇぇ!」


 カエラが俺の太ももをツンツンしてくる!

 そのたびに、ビリビリと痺れるような感覚になってしまう!


「ふふふ、こんなチャンスは滅多にないですね。今なら、なんでもできそうです……なんでも? ふむ、それは良いですね」


「あのぅ? カエラさんや? めちゃくちゃ怖いんですけど?」


「大丈夫です、ちょっとお着替えを手伝うだけですから。動けないなら仕方のないことです。ええ、これは仕方のないことなのです」


 そう言いながら、ジリジリと俺の体の上に登ってくる。

 その顔は恍惚としており、まるで変態である。


「よ、よだれを垂らしながらくるんじゃない! だ、誰かぁぁぁ!? 助けてぇぇ〜!」


「ぐへへへ、誰も助けに来ませんよ? 大人しく、私に食べられると良いです……さあ、まずはズボンから」


「どこの悪代官だっ! こらっ! ぬ、脱がすんじゃない! くそっ! 持ってくれ! オラの身体! 四倍ダァァァァ!」


 チャクラを全体に流して、無理矢理身体を動かす!

 痛みが走るが、どうにかカエラを押しのけることに成功する。


「きゃっ!?」


「へっ、どんなもんだ……あっ」


「あっ、えっ、その……優しくしてください」


 いつの間にか俺が上になり、カエラを押し倒している形になっていた。

 不覚にも、その姿にドキドキしてしまう。


「な、何を言って……」


「きゃー! お兄様がご乱心ですわー! お父様ー! セバスー!」


 いつからいたのかわからないが、マリアがドアから顔を覗かせていた。

 そして、恐ろしいことを口走っている。


「ご、誤解だっ!」


「お、お知らせしないとですの!」


「妹よっ! 待つんだっ! 今日が俺の命日になってしまう!」


「ヨヨヨ、もうお嫁に行けません……これは責任を取ってくれないと」


「ええいっ! 離せっ! ……どうしてこうなったぁぁぁ!?」


 その後、言い訳に労力を費やし……どうにかことなきを得る。


 しかし結局、朝からクタクタに疲れた俺は……その日の授業のほとんどを寝ることに。


 そして気がつけば放課後になっていた。


 そんな中、俺の知らないところで少しの変化があったようだ。


「ねえねえ、獣人の人って肌とか凄い綺麗だけど何かしてるの?」


「男の人を強さだけで見るってほんと?」


「スタイルもすごく良いし、獣人の方ってみんなそうなのかしら?」


「え、えっと、その……」


 メルルが女子達に囲まれて、何やら質問攻めにあっている。

 別に苛めてる訳ではなく、みんな興味津々の様子だ。


「よう、アレク。やっと、お前達のしてきたことが実ってきたか?」


「お疲れ、トール。まあ、そういうことかな。でも、頑張ったのは本人だから」


「まあ、確かにな。今もおどおどはしているが、拒絶をしようとはしてないし」


 確かにテニス部でメルルと部活をしたり、教室内でも遊んだりしてきた。

 そのことで、獣人というより……メルル個人に対する恐怖心が薄れてきたのだろう。

 元々良い子なので、話せば仲良くなるのは道理だ……もちろん、一部を除いて。


「そういうこと。これで、俺たち以外とも遊んだりするでしょ。もしかしたら、そっちを優先したり」


「それはどうかな? きっと、そうはならないと思うが」


「はい? いや、まあ……マリアの件もあるから、それならそれで良いけど。ただ、その理由は?」


「いや、なんでもないさ。俺は高みの見物と行くか」


「おい、気になることを言うなよ」


「良いんだよ、お前は好きにやれば良い。その代わり、こっちも好きにやるだけさ」


 俺がどういう意味か聞こうとすると、メルルを見守っていたセレナがやってくる。

 ちなみに、今日は一緒に国王陛下に会うことになっていた。


「アレク、そろそろ行くわよ」


「メルルはいいのか?」


「流石にお父様を待たせるわけにはいかないわ。それに、メルルが自分で頑張りますって言ったから。どうやら、マリアちゃんと話したことが良かったみたい」


「それは良いことだが……どういう意味だ?」


「自分はチャンスがあるのにしないのは違うのかなとか……マリアちゃんは生まれ故に仕方のない部分があるのにって」


「ああ、そういうことか……うん、そうだな」


 マリアは自分が望んでも手に入らないモノが多すぎる。


 ……その願いを叶えてあげるのも、兄である俺の役目か。


 そのためにも、国王陛下に会わないといけないってわけだ。






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