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元アラフォーの俺、公爵家嫡男に転生する~何故かいつの間にかハーレムに~  作者: おとら@9シリーズ商業化


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盛大な勘違い

はぁ、親父のせいで酷い目にあった。


折角の休日なのに、もう疲れてしまった。


というか、まだ起きたばっかりなんですけど?


仕方ないので、まずは一緒に昼食ということになった。


「えへへ、みんなで食事なんて久しぶりですの」


「うむ、遅くなってすまんな。セバスよ、苦労をかけた」


「いえ、旦那様。私など大したことはしておりません。アレク様が、色々と頑張ってくれてましたよ」


「ふむ……そうなのか」


「そうそう、父上。最近の俺は頑張ってるんですよ?」


そういえば、記憶を取り戻してから父親に会うのは初めてだ。

当たり前の話だが、普段は父上と呼んでいるし、言葉遣いも丁寧にしてる。

流石に、それくらいの分別はあるし。

それにしても父親かぁ……前世では記憶もないし、今世では親孝行しないとかも。


「ふむ、先程セバスから聞いたが……どういった心境の変化だ?」


「別に大したことないよ。ただ、成人もしたしね。少しはマシになろうかなと。その……これでも、英雄シグルドの息子だし」


「ほう? ……覚悟はあるのか?」


「うん? 覚悟?」


「いや、良い……それで、婚約解消をされたとか。儂の方にも、すまないと手紙が来たぞ」


「あぁー……実は、よくわかってないんだよね。相手の父親から、手紙が届いたくらいで」


突然手紙が来て、うちの娘との婚約はなしということにと。

そういや、一回も挨拶に行ってないや。

週明けにでも、セレナに聞いてみるか。


「普段のお主の生活を見てたら無理もあるまい。まったく、あんな家柄も良くて出来たお嬢さんを……いや、そういうことか?」


「ん? 今度はどうしたの?」


「お主は、セレナ様のことをどうするつもりじゃ? それに、メルル殿のことも」


「別にどうもしないよ。二人共、これまで通りにやるだけかな」


「なるほど……ふむ、儂は食べたら出かける」


おいおい、どんなバケモノだよ。

俺は一刻も早くお昼寝したいってのに。

俺もマリアも母親似だし、本当に親子とは思えん。


「えっ? お休みもしないのですか?」


「ああ、マリア。何より、本来ならいの一番に国王陛下に謁見するべきだしのう」


「……行ってないんですの?」


「あっ、いや、あんな小僧より可愛い娘に……」


「食べ終わったなら早く行ってください!」


「う、うむっ! では行ってくる!」


マリアに尻を叩かれ、急いで部屋から出て行く。

父親の威厳がまるでなしである。

……うん? 俺にそっくりじゃん。







……儂としたことが、自分の息子を見誤るとは。


王城へと走りながら、そんなことを考える。


「てっきり、ただ怠けたいだけかと思っていたわい。それが、いつのまにかいっぱしの顔になりおって」


男子三日会わざれば刮目してみよとは言え、あの剣の腕前の変化は異常だ。

なにせ、アレは短期間で成せる技ではない。

何年も前から特訓をしてないと無理である。


「となると、元々上手く隠していたということに……やれやれ、父親失格だわい。まあ、元々家にいる時間が少ないこともあるが……」


もしかしたら、アレクなりに考えて隠していたのかもしれん。

英雄シグルドという儂の名前は、この国では強すぎる。

それ故に、その息子であるアレクには生まれた頃から期待がされていた。


「儂の期待を背負わせてしまった面もあるか……悪いことをしてしまったわい。アレクなりに、気を使って生きてきたのかもしれん」


もしアレクが優秀であれば、王太子になってもおかしくなかった。

いや、ここだけの話……当初はそう言われていたか。

だからこそ、第一王女であるセレナ様が婚約者になったわけだしのう。


「そうなると、国が割れていたかもしれんなぁ。あやつは、それを恐れたのか」


容姿や性格も母親に似て、優しい子ではあった。

むしろ、マリアは性格は儂に似てるか。


「儂としては、あのボンクラが王位を継ぐことに反対じゃった。しかし、アレクがやる気になったなら話は別じゃな」


無論、アレクに無理強いをするつもりはない。


ただ……どう転んでもいいようにしておくかのう。

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