『明けましておめでとう』は最初に君に言いたい
一年が終わり、新年が始まろうとしている。
毎年欠かせない、年賀状は規定通りに書けた。
あとは皆のを待つだけだ。
大掃除は、頑張ったよ。
……と言っても、日々の断捨離のお陰だけどね。
あとはあれだ、おせち。
母から貰った食材で、作ってみた。
味見は美味しかったから、本格的に食べるのが楽しみだ。
皆、元気にしているかな。
かくいう僕は、大きな怪我をしちゃったけどね。
でもこうして復帰が出来たのは、病院の先生や看護師、整体師の方々が支えてくれたから。
『生きている事』は当たり前じゃない、そうも感じた。
皆のお陰で、新年を明けようとしている。
『明けましておめでとう』の言葉があるが、この言葉を先に言いたいのは……
『お空』に行ってしまった、君に。
あの子が居なければ、僕は生命を落としていただろう。
きっと、護ってくれたのかな。
日が変わった。
『明けましておめでとう』
『今年も、よろしく……ね』