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メゾン淡路  作者: 綿花
1/1

チャットにて

「今日は里芋と鶏肉の煮物とワカメの味噌汁」


「美味しそうですね。今日も自分で作ったんですか?」


「まあ一人暮らしだからね」


「私も一人暮らしだけど毎日は無理ですよ。」


と彼は毎晩ご飯の報告をしてくる。私はそれを聞く


ちなみにこれはLINEではなく知らない人と話をするチャットアプリ。たいていの男の人ならすぐに会おうと言ってくるが彼は違った。

チャットのやり取りもすぐに終わるし欲求を満たそうと裸の写真を送ってきたりそれを要求してきたりこちらが嫌な気持ちになるようなことは一切しないので、私はだんだんと好感を持ちはじめていった。それと同時に変わった人だなと思った。


次の日彼からの報告が来ない。その次の日もそのまた次の日も3日間来なかったので私から送ってみることにした。


「今日は何を作ったの?」


11時になっても返事は来なかったのでお風呂に入って寝ることにした。もうずっと返って来ないと直感で感じた。知らない人だし別にいいや。


「ごめん、体調不良で会社も休んじゃってて。」

「38.6℃あって、しんどくてご飯どころじゃなかった。」


彼からのチャットが次の日になってきた。



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