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日常①
書けるうちにどんどん書き溜めておきます。
更新スピード自体は少しずつ遅くなるかもしれませんが、宜しくお願いします。
境内で雨宿りをしていると雨が少しずつ弱まってきた。元々、にわか雨みたいなものなので少し時間が経てば弱くなってくるのも当然である。
時間にして、だいたい10分くらいだったかな。
まぁ、元より俺と信太はこれくらいの雨では普通に外に出て遊んでいるのだ。雨宿りをしてる方が不自然だった。
ただ2人だとなかなか遊べないので有理を入れて、3人で鬼ごっこをしているため、雨宿りをして時間を潰していたのだった。
まだ少し遊ぶには粒が大きく、遊里が屋根の下から動かないため、先程の話をもう少し詳しく聞いてやる。
得意げに話した瞬間、一刀両断なんて辛いだろ?
フォロー出来る俺ってみたいなウザい空気を出しつつ、聞いてみた。
「狐の嫁入りってさ、本当に嫁入りするとしたら何で雨の日にするんだろうな?」と聞いてみた。
親戚の姉ちゃんの結婚式のときは晴れてたからよかったけど、雨降ったら大変だもんな。と幼心に思ったものだった。
そんな事を振られ、遊里は固まっていた…