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第4話「この俺様が歩くだけだと思うなよ?」

――4月27日(日)17時26分――

――イトーヨーカドー五階 おもちゃ売り場 ゲームセンター――


裕は一人呆然としてた

まわりから聞こえる音といったら奥にある小さなゲームセンターのプリクラ機の音や太鼓の達人、ギタドラの音

あとは外から聞こえる悲鳴だけだった。

どうやらこの階の人達はみんな外に逃げたらしい


「あ、ありえねぇ…こんなことがほんとにおきんのかよ…」


裕が一人つぶやく


「そ、そうだ!けけ警察に電話!」


裕は片手で震える手を必死でおさえてもう片方の手で携帯を握りしめた


「けけ…警察…1…1…」

気をおちつかせゆっくりと番号をおしてたその時


ガタッ


「ぅあ!?」

ちかくでもの音がして裕がしりもちをついた


だ…だれかまだいいるのか…?それともゾン…


裕はゾンビかもしれないという不安を感じたがなによりも今は1人という不安で胸が破裂しそうなのだ。裕は恐る恐る 物音がしたおもちゃ売り場に行くことにした


「だ…だれかいるんですか?」


ゆっくりと近づくとそこにはでっかいお城のおもちゃが倒れてた


裕(な…なんだよ、おもちゃが倒れただけか…)裕が汗が冷え安心しきったそのとき


後ろからゾンビが腕をつかんできた



「あ゛あぁ゛―――――!!」


裕は混乱しながらゾンビをはらい、おもちゃを投げつけ猛ダッシュで走った

「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!」


裕は中学 高校と野球部にいたおかげか運動神経だけが一般人よりもたかかったおかげでなんとか逃げきれるはず………だったのだが


裕が後ろを確認するとゾンビはそれなりのスピードでおっかけてきてたのだ


「おいおい!聞いてねーよ!ゾンビが走るのかよ!ゾンビ走らないっていったやつ謝れ!!俺に謝れ!!」しばらく走っていると奥にハンドガンがおちてるのを見つけた


「ハ…ハンドガン!?天からの贈り物!」


裕はすばやくハンドガンを手にとり、体を180度回転させゾンビがいるほうに撃ちまくった



どきゅきゅきゅきゅきゅん!!


……


おもちゃだった。


「ですよねーーwwww」


てかここは日本でしかもおもちゃ売り場だぞ!そこにハンドガンがおちてたら普通おもちゃだってわかるだろ俺!



こうして裕のリアル鬼ごっこは再びスタートした

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