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第2話「友達は作るものじゃない、いつのまにかまわりにいるものだ」

俺の名前は佐藤裕さとう ゆう

先月で19歳になった普通の日本人だ

去年定時制高校をギリギリ卒業して今は工場で働いている

まぁいたって普通なんだが自慢できることが一つあるとしたらこの歳で最愛の人を見つけてるということかな。もちろん結婚してる

「んーっと…んーっと…」

「どうした?鈴?」

「どうしたのって、この番組の変なところを探してるんですよぉ〜」

鈴はやさしく笑ったこの子がさっき話した佐藤鈴さとう りん

今年で18歳で卒業して今は俺と一緒にこのおんぼろアパートに住んでいる

新婚だからってのもあるが今は最高に幸せだ!

とくに最近なんか髪型をポニーテールにしてもう可愛さ倍z(ry

「あーごめん!なんでもないよ」

俺は笑ってこたえた

「あー!わかりましたぁ♪今日のナイナイの岡村さんの髪の毛がいつもより多いきがします!」

そう…ちょっと天然なんだ…

〜♪

携帯音が響ている

「ゆうくん 携帯電話がなってますよぉ」

鈴が優しい声で俺に教えてくれる

「あぁほんとだ」

俺は携帯を手にとった



―――着信あり―――



裕(電話か…だれだろ)

ピッ

「もしもし?」

「ひゃっほーい!もっしもーし!?ゆうちゃーん?」

げっ…

「あれ?おーい!俺だよー!君の心の友 まさしくんだよ〜!w」いつから俺の心にはいってきた…

こいつは鹿苑寺雅史ろくおんじ まさし)

同い年で俺とおんなじ工場で働いてる。

工場どころか幼稚園から高校までずっと一緒の腐れ縁って奴だ、てゆーか腐ってくれもう

「なんだおまえか…」

雅史

「うお!つれないな〜ゆうちゃんは〜ww電話番号ちゃんと登録しといてよ〜wそれよりさ!テレビ見てた!?」

雅史が興奮ぎみに俺に聞いてくる

「まぁな…」

雅史

「あれすげくね!?すげくね!?まじありえなくね!?」

「お…おちつけ おまえの声で右耳が破裂するわ!」

雅史

「ゆう 日曜日暇だろ?日曜日駅前集合な!じゃあ明後日駅前にて!」

「お、おい!」




トゥートゥートゥー



きりやがった…

「どうしたんですか?」

鈴は子供のようにわらいながらこっちをみてくる

「雅史のやつが日曜日遊ぼうってさ、明後日いってくるよ」

「……明後日」鈴のいつもの笑顔がきえた

「どうかしたのか?」

「ううん。なんでもないです。いってらっしゃい♪」

そういうと鈴はまたやさしく笑った

「う、うん。それよりなんかつくってる最中じゃなかった?」

「きゃ!たいへん!味噌汁が〜」鈴が走って台所にもどる

ガッシャーン!パリン!

「いやあああ」

鈴が慌てる声が台所に響く

「あはは…」


俺はこれからもこの幸せな生活が続くと思っていた

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