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第18話「太陽拳!!」

――4月27日(日)20時00――

――イトーヨーカドー一階 食品売り場――


ガッシャアアアアン!


姿形が変わった数匹のゾンビ(第2形態)その化け物との戦闘にはいった裕とルウラ。

そこに突如 ガラスを突き破りあらわれた白いワゴン車 そこには裕の友人 雅史の姿があった。

車のライトでゾンビ(第2形態)が目をくらます。


(目が数倍に大きくなり 視力は通常よりあがったかわりに光に弱くなったのね…)

ルウラが眩しくてあたりが見えないゾンビに弾を撃ち込んだ 次々と血をふきだし倒れるゾンビ。だが周りにはまだ何匹もゾンビがいる。そのとき車の窓から雅史の声が聞こえた


「はやく乗れー!!」

精神力と体力がほとんどない状態の裕、残りの体力を使ってゾンビをバットで叩きどかした


『ルウラ!車まで走れー!!』

ルウラは銃をしまい、車に走りだした


そして裕とルウラは雅史と聖がのってる車に乗り込んだ。

「ヨッシャアアアア!行くぜ行くぜ行くぜー!!」雅史がハンドルを握りしめ叫ぶ


『雅史君バック!バック!』







何秒間の沈黙のあと雅史が口をあけた












「………バックってどうやるんだ?」



『「ハア!?」』

雅史以外の全員の声がそろった

『そういえば雅史、お前車免許もってないよな!?どうやってここまできたんだよ!』


「気合いだ!」


『1回死にそうになったけどね』


「ちょ!聖っち それは内緒の約束だろー!」

『もういいわ。そこをどいて あとは私がやる』


車内でルウラと雅史はもぞもぞと席を交換した。


『どこでもいいからしがみついてなさい!とばすわよ』


そういうと車は猛スピードでバックしそのまま道路につき 車はポポロード方面に走り出した




――4月27日(日)20時06分――

――ポポロード――



ここはアルテビルとA駅をつなぐポポロードという大きな道だ。わかりやすく言うなら賑やかな大きい商店街とでもいえば伝わるだろうか、あたりには便利なお店がずらりと並んでいる。そのお店と道路をまるで包み込むようにでっかい屋根がありポポロードでは雨もあたらない。とても賑やかな場所、だが今はどうだろうか?


道はいたるところに血で染まっており、どこに行くのか、行き先もきまってない足で一歩 また一歩と歩く人間であったモノ。が数匹

あちらこちらで車が燃えておりその炎はさまざまな店にもうつっていた。


その景色はここは本当に日本なのかと目を疑ってしまうような 残酷な光景だった。

「まるで地獄だな…」


『僕たち…本当に帰れるのかな』

聖が涙をうかべる

「心配すんなって車もあんだしさ」

雅史が後ろから助手席にいる聖の頭をぐるぐると回した

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