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第13話「ゾンビの変態中は頭の中でデジモンが進化する時の曲を流してください」

――4月27日(日)19時49分――

――イトーヨーカドー1階食品売り場――



最上階から数10匹のゾンビを殺しながらおりてきたルウラ、そしてそれをただただ見ていることしかできなかった裕

いよいよ二人は一番下の一階 食品売り場にたどり着いた。



周りはゾンビが食い散らかしたであろうもともと売り物であった生肉や果物の残骸がちらばってある。


今まではどの階にもゾンビがいて、もの凄いスピードで襲いかかってきた。 だがここにいるゾンビはどうだろうか

ただ立っている

襲いかかることもせず

数10匹といるゾンビが

ただ立っているのだ。

中には無我夢中に売り物の肉を食べてるモノも数匹いたが、ここにいるほとんどが呆然と立っていた。



「いったいどうなって…ん!」


裕がすべて言い終わるまえにルウラは手で裕の口をおさえた。



そして人差し指をたて 自分の口にあてている

どうやら静かにしてと伝えてるようだ。



(どうやらなにかをはじめようとしてるわね…)



ルウラはそう思ったがなにがおきようとしてるのかはルウラ自身にもわからなかった。


それから何秒たっただろうか

一匹のゾンビがビクッと震えたかと思うと他のゾンビもビクビクと震えはじめた



―――ドクン――ドクン――



ルウラはなにかとてつもなく嫌な予感がした



「いったん二階に戻るわよ!」



そう言い終わりすぐにエスカレーターをかけのぼった。

その刹那

そのスピードよりも速いスピードでかけあがり待ち伏せしているゾンビがいた。そのゾンビは今までみてきたモノとは違っていた。鳥の足にちかいほど細い足と虎のように鋭い爪。

手は指と指の間が手首までさけており口は耳元までさけ人間の頭ぐらいなら丸飲みできるほどの大きさになっている。目は通常の五倍くらいの大きさになっており、そのギョロリとした目でルウラ達を見ている。すべてに驚いたがなにより驚いたのはそのスピードだ 今まで下にいたはずのコイツが自分達よりも先に二階にいる。そして嘲笑うかのように口をぱっくりあけよだれをダラダラと流している。

ルウラは一階の方を確認した。するとさっきまで呆然とたっていたゾンビ達がみるみるうちに姿を変え、まるで二階で俺たちを食べようとするアイツに近い身体になりつつあった。


「こんなこと…聞いてないわ…」


ルウラは再び振り向くと大きなアイツの口が目の前にあった。


(く…食われ…)


ルウラの顔を食らうよりも先に裕のバットはアイツの顔面にあたっていた。

アイツの顔は綺麗に体から離れぶっ飛んだ。



「ど、どんなもんだ!」


といっているが裕の両手はガタガタに震えていた。それもそうだ化け物とはいえ元は人間、ちょっと前まで人間だった皮膚、肉、骨の感触が裕の両手、そして全体に伝わったのだ。そのショックは計り知れない。






そして一階にいたゾンビは全匹、変態を終えた。

〜〜登場人物紹介〜〜

3番



名前:伊藤イトウ) ヒジリ)


身長:164


体重:49


年齢:18



中学のときにはうすうすヲタクかもしれないという自覚が芽生えつつあったがプライドが許せず

「アニメは好きだけどヲタクではない!」といいはっていたが高校にあがり本能に逆らえず完璧なヲタクへと進化をとげた。三度の飯よりパソコンが好きで1時間に一回以上はニコニコ動画や2ちゃんねるを見ている。高校卒業してからは就職もせずコンビニのアルバイトで金を稼いでいた。彼女はパソコン内にいる初音ミクというキャラクター。好きな歌はブラック★ロックシューター。

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