第12話「化粧というかもはや顔面工事」
駅の南側にあるアルテビル、そして中央にあるA駅、その奥にそびえたつA市の町の中でもっとも高いビル ゴルドビル
この3つの建物をつなぐ一直線の道、それをA市ではポポロードと読んでいた。その道には服屋や本屋、コンビニなど便利な店がずらりとならんでいる。
A駅とアルテビルをつなぐポポロードにあるコンビニ、その中に二人の生存者がいた。
――4月27日(日)19時31分――
――ポポロード、ローソン――
「まじ超ブルーなんだけどぉ」
このよくわからない日本語でしゃべってるこいつの名前は徳堂 竜也
背中にでっかいドクロが描かれてる黒いジャケット、両手のすべての指には指輪をはめており 手首や腰はこれでもか!というくらいジャラジャラしている。髪は小汚い金髪で え?それ何時間かけた?と聞きたいほどにツンツンにセットしてある。いわゆるなんちゃって不良だ
竜也
「まじゾンビがいるとかまじ意味わかんねぇしまじハンパねぇよ!まじからあげクンレッド超うめえ!!」
竜也はコンビニのからあげをほおばりながら言う
「てめぇ まじまじまじまじうっせーんだよ!つけまつげずれただろうが!」
と女性の声がきこえる。
この女性の名前は三浦 美加子
茶色の髪に顔は厚化粧でかためられており、友達には
「私〜、ギャルっていわれるけどギャルじゃないから〜」というが別に誰もギャルっていってもないし思ってもないし、絶対自分でギャルって思っているタイプの簡単にまとめると
なんちゃってパギャルである。
竜也
「てめーこそ さっきからパタパタパタパタ化粧してんじゃねーよ!煙いんだよ!」
竜也がきれる
美加子
「はぁ?まじいみわかんないし!化粧しようがしまいがかってでしょお」
竜也
「いやいやいや、化粧しても意味ねぇっていってんだよ!俺しかいねぇだろうが」
美加子
「いつどんな時に人がいるかわからないでしょ!それに私はゾンビでも手をぬかないのよ!」
竜也
「いっそのこと化粧おとしてゾンビのことショック死させろよ!」
美加子
「はあ!?まじいみわかんないんですけど!まじはらたつううう!」
そういうと美加子は近くにあったレジをもぎとり竜也にぶんなげた
竜也
「お、おいやめ… 」
竜也がよけるとレジは窓ガラスにぶつかり綺麗にわれた
竜也、美加子
「え………」
その音にきずいたゾンビ達はみるみるうちにコンビニに集まりだした
竜也、美加子
「ちょおおおお!!!!?」
〜〜登場人物紹介〜〜
2番
名前:鹿苑寺 雅史
年齢:19
身長:179センチ
体重:58キロ
職業:鉛筆をつくる工場
血液型:B
鹿苑寺 雅史は佐藤 裕と幼稚園から仕事場までずっと一緒の腐れ縁だ。小さいころから体が弱くいじめられていたが中学にはいって身体能力が数倍にあがり人並み以上の運動神経をてにいれている。一度見たことを簡単にやってみせることができるほどの才能の持ち主だ。性格は他人に流されずいつも笑って生きている 好きなことはパソコンでニコニコ動画など動画サイトを見たり アクションゲームやシューティングゲームをまる1日かけて遊ぶこと。実家が金持ちで父親 鹿苑寺 茂樹は表では大手のIT会社の社長なのだが裏であぶない研究をしているという噂がながれている