第1話「見てほしいテレビの話しにかぎっていざ見せるととっくに話しがかわってる」
それはある有名なバラエティー番組のCM中におきた
CMがはじまったかと思うとサングラスをかけた若い男性がテレビに映っていた。
男性は金髪で、すこし日本人離れした顔でどちらかといえば白人にちかいような顔だった。
「なんだこれ?みたことないCMだな…」
俺はふとポテチ(のりしお)をもさもさと食べながら思っていた
十秒、二十秒と時間がすぎたあと、やっとその男が口をひらいた
男
「やぁ!みなさん 元気に生活してますか?(笑)私はとても元気100倍デース☆」
想像してたより元気な声で続けてこういった
男
「実は私は日本のみなさんにプレゼントをもってきました☆」
…プレゼント?
それにしてもCMにしてはながすぎる。もしかして知らない間にチャンネルかえてたのかな…
俺はリモコンをもって適当にチャンネルをかえた
「おい…なんだよこれ…」
なんとどのチャンネルもあの男が映っていた
男
「まぁプレゼントっていってもナカミは秘密デスョ☆明後日の日曜日の17時00分にA県A市のA駅前にいっきに配りマース☆」
…お、おれん家の近くじゃないか!なにがどうなってんだ!?
男
「それではみなさん楽しみにしててくださいネ!バイバーイ☆」
俺はその言葉も聞かず台所にいる嫁を連れてこようとした
「鈴!ちょっと見てくれ!なんか変な番組がやってるんだ!」
鈴
「なんですかもう…」
だがテレビには普通のバラエティー番組が放送されていた
鈴
「んー??私にはわかりません><どこが変なのですか?」
「あ…あれ?」
俺の気のせいだったのか…?
だが気のせいじゃなかったことが一分後の友人からの電話でわかることになる。