表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/43

16肩凝り 詩ちょん√

ラブレター。

捨てるわけにもいかないし、正直困る。


どうして、好きな気持ちを書いて伝えるんだろ。

・・ベンチちょんと、ひかりょんの演奏楽しみ。


とりあえずラブレターは置いといて、

大好きなゲームをしよう。\ 超ォ滾るぜい! /


尊い。

やっぱり光秀様はかっこいい。滾りすぎる。


今日は山崎の戦いの気分だ。

信長を本能寺で葬った光秀が、秀吉と激突した戦い。

光秀様にとってはきっと、絶望を伴う希望が、確信に変わった日。


ステージを選択。超ハードモード \超ォハードに滾るぜい!/

ゲームをやり尽くして成長した光秀様で普通にプレイしても、手応えがなくて楽しめないのだ。


まずは合戦が始まると共に20分間の放置。

本陣で構えた姿を眺める。尊い。


20分くらいすると各戦場では味方部隊の敗走が相次ぐ。


津田信春隊、敗走!

\くそォっ!滾れねぇ!!/


斎藤利三隊、阿閉貞征隊、敗走!!

\くそォっ!クソ滾れねぇ!!/


伊勢貞興隊、敗走!!!

\くそォっ!クソ滾れねぇぞクソっ!!/


殿(しんがり)、御牧兼顕隊、討死!!!!

ついには明智本陣に、秀吉を含む全ての敵武将・部隊が集結する。


その数、4万。

しかしここから光秀様の快進撃が始まる。

味方武将の敗走により満タンに溜まった、

【滾りゲージ】を超ォ解放!!!


光秀が剣を振るうたたび、天王山に亀裂が走る。

滾りゲージを使い果たしたところで特別ムービーが入り、ものの30秒で秀吉達は崩れゆく山と共に消えていった。


「ふー!全エンディングコンプリートォー!」

その後もコンプリート特典ムービーなどを見ていると、気がつけば家についてから2時間ほど経っていた。


月曜日は両親とも仕事で帰ってこない。

・・・もっとやりこめる!


けど流石に疲れたから休憩しよっと。

画面を見ながらコントローラーを左手でソファに置くと、カサッと音がして手に何か当たる。


音に顔を向けると、ラブレターが目に入った。


完全に忘れてた。

正直今は光秀様以外の男性に付き合う。

もとい、付き従える気持ちは1ミリも湧いてこない。


気は進まないが、断るためにも名前を見なくては。

そこには、達筆な女の人の字で、こう書かれていた。


【   私の言葉は届いていますか?

    あなたが心配です。

    出来るだけ距離を置くように


             澤 和子   】



次筆に続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ