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You’re fire(オマエはクビだ)

作者: 北斎


とある国では、公務員(特に行政府にいるよう公務員)に対して、国民は常に厳しい視線を送っている。


各大臣は皆一様にして、国民の声を1番に気にかける。大臣職というのは政治家なのだから、当然の態度ではある。


ある役所の末端機関において、不祥事が明らかになった。収賄罪が疑われたのである。


その役所の長官は、行政府の中でも五本の指に入る、頭のキレる者であった。そもそも国の行政府にいるような人材は、みな優秀な大学を出ているから、その中でも頭がキレるというのは、並みのことではないのである。


その長官は、大臣からこう告げられた。


「あなたの下で、国民の信頼を損ねる事件が起きた。責任を取るために辞めてもらう。」


この国ではこんな事は日常茶飯事である。たとえ長官から直接の指示が及ばない下部機関の事件でも、責任を取るのは長官である。


問題なのは、確信的疑惑のみならず、本当にただの疑惑でも、各大臣はナーバスに対応するところである。


そうしているうちに、行政府から本当に有能な役人がいなくなり、この国の治安や財政は悪化した。


本当はだれがクビになるべきなのだろうか。


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