#98 フューチャーをフィーチャー
子供の成長は早い。いつかは凶も背が伸びて、ショタっ子じゃなくなってしまうし、寿命が尽きるのも凶のほうが先だろう。
そして千年の長きにわたり人間に仕えてきた経文は、その経験から知ってる。
永遠に続くと思ってた幸せな日常も、崩れ去るときは一瞬だってことを。
「おーい経文、ボサッと突っ立ってどうした?」
顔を上げれば、振り返った凶とリリアンがこちらを見てる。経文はぶんぶんと首を振って、ネガティヴに傾きかけた思考を振り払う。
いつかは幸から凶へと契約が正式に継承されるだろうし、さらには凶の子供へ――。
幸いにして凶は天才術師で、経文は最強の式神。ふたりが手を組めば、どんな障害だって粉砕できるに違いない。
黒魔術と陰陽道。
2つの五芒星が重なるとき、物語は続く。
「そうですよ、凶サマの子供なら誰が母親でも可愛いに決まってます。凶サマが赤ちゃんの時にやろうとしたら幸サマにぶっ飛ばされましたけど、今度こそ可愛いショタっ子のあっちこっちを触ったり舐めたりいじくり回してぐふふふふふふふ」
「なんだかものすごく邪悪な気配を感じますわ!」
「僕もですリリアンさん」
というわけで、いったん完結です。
話的には全然終わってないんですが、エブリスタで続きを書いてまして、そっちを整理しつつ、ある程度まとまったら発表になるんじゃないかと。思います。たぶん。
それではまた別のお話で。ではではー。




