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#95 ショッキングなショッピング 1

「私ネットでエロ動画観てたんですけどー?」


「……出てきて第一声がそれか」


 呆れた凶の声は賛美の声に脳内変換しつつ、経文は周囲を見回す。


 場所は近所の商店街。経文もよく買い物に来るところだ。


「それで、今日はどこのどいつをぶっ飛ばせばいいんですか――」


 尋ねながら振り向けば、凶の隣に立ってたのは九九垣研究所の人工精霊、リリアン。


「どうしてテメエがここにいやがりますか!? あ、わかりました。つまりそこの怪奇乳女をぶっ飛ばすんですね? オーイエスアンダスタン、日頃の私怨をこめてそのふざけた乳をぶっ壊してやりますよ、やるともさ!」


 意気揚々と叫ぶ経文の側頭部に、凶が無言でハイキックを叩きこむ。


「ぐはあ!」


「誰が戦えと言った」


 よくよく見れば、リリアンは両手に大量の荷物を提げて、さらに凶の足下にも荷物がある。


「研究所にこれを全部持って帰るから、おまえも手伝え」


「さすがに買いすぎてしまいましたね。ですが経文さんのような犯罪者予備軍が、一瞬でも社会の役に立てるんですから結果オーライですわ」

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