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#90 クローズザ暗黒ゲート 2

 一瞬驚きつつも、状況を察したのかどや顔でポーズを決める経文。


 凶は笑顔で彼女に駆け寄って、笑顔で腹にパンチを打ちこむ。


「……なんて言うとでも思ったか?」


「ウボアー! 不意打ちとは卑怯ですよ凶サマ!?」


「うるさい、おまえが勝手に抜け出していなければ、減ヶ崎とナンさんだってあんなに苦戦しなかったんだよ!」


 笑顔から怒りに表情を一変させた凶は、涙目の経文から食べかけのチキンを奪い取ると、食い散らかされた食べ物の山に放る。


「ここにある食べ物はもう売り物になりませんから、処分していいですよね?」


「え? あ、はい」


 店員の同意を得てから、凶は積み上がった食べ物の山に右手をかざした。


 ベンさんを解憑アンインストールした焼子とナンも、凶の両隣に並ぶ。


「次のめぐりでは、より良き生を送れますように――」


 祈りの言葉と共に、食べ物の山が炎に包まれる。


 この世界に迷い出た餓鬼たちへ贈る、せめてもの施餓鬼せがきだ。


「私のチキン……」


「おまえのじゃないだろ」


 祈りながら、経文の腹に左手でもう一発パンチを食らわす凶。訓練の成果は至るところに表れてる。

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