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#81 黄魔術VS餓鬼 1
「笑止。貴殿らが仕事と申すように、我々も目的があってここへ来ている。ここで引き返すわけにはいかぬ」
「つまり、交渉決裂ってことか」
「元より交渉するつもりなどない」
見れば、さっきまで食べ物をむさぼってた餓鬼たちが、いつの間にか周りを取り囲んで逃げ道をふさいでる。
「ハッハーン、これでビビらせたと思ったら大間違いですよ。オマエら全員、片っぱしから順番にギッタギタのメッタメタにしてやりますから、今すぐそこに並びなさい」
腕まくりしながら挑発する経文。けどその腕を掴んで、なぜかナンが止める。
「待て」
「どうして邪魔するんですかカレー女? まさか、実はおまえ餓鬼サイドのスパイだったんですか!? 仲間を装ってラブラブ探検隊に志願して、いざってところでまさかの裏切りですか? ふざけやがってチッキショー、訴えてやる! 絶対キレイになってやる!」
「あー、落ち着け。君の言うことは基本的に意味がわからないが、今のは特にひどい」
一方的に誤解して一方的にぶちキレる経文を、ナンがなだめる。




