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#69 追跡者Aはなかまをよんだ! 1
「凶サマは一見強気でも、ああ見えて押しに弱いところがありますから、あんな視聴覚室で女子だけの授業も受けてないような小娘でもエロティカ気分で押されたら、流されて人生踏み外しかねません。そんなバッドエンドを阻止するために、凶サマの前に立ちはだかるフラグは全部折っとかなきゃならないんですよ!」
「……盛り上がっているところを悪いんだが」
入場ゲートを指差して、ひとりでわめいてる経文の後ろから、同じようにガサガサ音を立てて別の人影が顔を出す。
「私は何故ここにいるのだ?」
茂みから出てきたのは、経文とお揃いのヘルメットをかぶったブレザー姿の頑河ナン。
「何故って、凶サマの貞操が一大ピンチだっていうのに、救援を求めて研究所に行ったら華香渦のやつ論文の執筆で2日寝てないしあと3日寝れないとかほざいてるし、リリアンもその手伝いで忙しいとかぬかしやがって、そこにちょうどヒマそうなあなたが来たから、この際こいつでいいやって妥協の果てに、ヘルメットかぶせて連れてきたんじゃないですか。アンダスタン?」
「……私は怒っていいと思わないか?」




