表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/98

#68 謀略のエントランス 3

「は、はあ……」


 もちろん凶は焼子に手を出すつもりなんかないんだけど、あまりにベンさんの目がマジなので、適当に流すワケにもいかずに中途半端な受け答えになってしまう。


 正直、凶が焼子とあまり組みたくない理由には、いちいちこうやって牽制してくるベンさんの存在もある。


 ふたりの間に気まずい空気が流れる。


 と、その空気をサクッと無視した間抜け極まりない声が聞こえてきた。


「チケット買ってきたよー」


 2枚のチケットを手でヒラヒラさせながら、焼子が戻ってくる。


 当然だけどベンさんは霊魂だから、チケットは不要。


「それじゃ行こうか」


「遊園地久しぶりだから楽しみー」


「ですから仕事でござって……」


 なんてことを言い合いながら、凶たちは入場ゲートへ向かう。


 ちょっとしてからその背後で、茂みが不意にガサガサと音を立てた。


「あーもう、心配したとおりじゃないですか! あのビッチ、完全に仕事ほったらかしてデートモードですよ!」


 わめき散らしながら茂みから出てきたのは、ヘルメットに木の枝を刺した経文。


 こういうとこばかり無駄に芸が細かい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ