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#45 黄魔術最強説 1

「な、何者ですかあのカレー女!? 私がいつもヒドい目にあわされて、いつかボコってやりたいと思いながらも、結構強くて実現なかったリリアンを一撃で吹っ飛ばすなんて? ひゃっほうありがとう!」


「驚くのか喜ぶのかどっちかにしろ。ていうか喜ぶところじゃないだろ」


 経文と凶が言い合ってる横で、なるほどって表情を浮かべて頷く華香渦。


「調合したスパイスの効能で、身体能力を引き上げたのか」


「さすがは魔女。一目で見抜いたか」


「どういうことですか?」


 凶が尋ねると、華香渦よりも先にナンが勝手に答える。


「聞かれたならば答えよう!」


「いえ、あなたに聞いたんじゃないんですが」


「答えよう!」


「……」


 よっぽど答えたいみたいだから、凶も黙って聞くことにする。


「諸君も知っての通り、カレーは複数のスパイスを調合して作られている」


「はい」


「そしてスパイスのひとつひとつは、それぞれが固有の効能を持っている。唐辛子であれば発汗作用、カルダモンなら消臭というように」


「なんとなくわかります」


 同意する凶に、ナンは満足そうに頷いた。

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