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#44 黄魔術VS巨乳 3
「セタンターブル!」
リリアンの手元から打ち出されたエネルギーの塊が、バッティングセンターだと「メジャーリーグ級」とか書かれるくらいの猛スピードでナンに襲いかかる。
けどナンは慌てず騒がず、手にしたスプーンを口に含む。
ごうっ。
刹那、ナンの口から炎が噴き出して、リリアンの放った塊は命中することなく燃え尽きて消滅。
辛いものを食べて口から火が出るだなんて、ギャグ漫画なんかだと誇張表現として見ることもあるけど、リアルで見たのはリリアンも初めて。
もちろん凶も経文も華香渦も初めて。
「ええー!?」
驚きのあまり絶叫するリリアンに、人間とは思えないスピードでナンが駆け寄る。
「日本を印度にしてしまえ!」
高らかに叫びながらナンが放ったパンチは、両腕でガードするリリアンをガードごと景気よく吹っ飛ばして、塀にビターンと叩きつける。
「むきゅぅ」
リリアンが攻撃を仕かけてから、逆に吹っ飛ばされてダウンするまで、すべてがあっという間の出来事。




