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#42 黄魔術VS巨乳 1
「所長のお手をわずらわすまでもありません。あんな女子高生ごとき、このリリー・リー・リアン、愛称リリアンが片手でキュッと捻ってやります」
「凶サマ、あの女勝手に愛称とか寝ぼけたことほざいてますよ? 眼球にタバスコでも垂らして、目を覚まさせてやっていいですか?」
「おまえは黙って見ていろ」
凶が経文を黙らせようと腰の辺りに蹴りを入れるけど、経文は「はうっ! 願わくばもうちょっと下の方を!」とかほざいて全然黙らない。
なんだかんだでようやくおとなしくなった頃には、リリアンとナンの戦闘態勢はすっかり整ってる。
「くくく、黄魔術の威力、その目に焼き付けるがいい」
邪悪な笑みを浮かべるナンは、左手で鍋底を支えて、右手でフタを押さえる。
そこへ先手必勝とばかりに攻め込んだのはリリアン。
「アンフォルマシオン!」
リリアンの手から飛び出した衝撃波がナンに襲いかかる。
しかしナンはそれを鍋のフタで易々とガード。
「まだ終わりではありませんよ?」
リリアンはさらに連続して衝撃波を打ち出すけど、ナンはそれをことごとくフタで弾く。
「防戦ばかりでは芸がないので、そろそろ攻めさせてもらおうか」
ナンはそうつぶやくと、不意にフタを投げ捨てて腰に手を回す。
そしてスカートのポケットから取り出したのは。




