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#40 災のチャレンジャー 2

 少女の挑戦宣言の後、玄関で話してても仕方ないっていうリリアンのもっともな提案もあって、一同は庭に移動。


「相変わらずきったない庭ですねー。ゴミだらけじゃないですか」


 遠慮っていう、社会生活をおくる上で便利な機能をデフォルトでOFFにしてる経文が、どストレートすぎる感想を述べる。


「いくら片付けても、心ない方々がゴミを外から投げ込んでいくんですの」


「塀に『この家ポイ捨ておk』って貼り紙したのがよくなかったんですかねえ」


「あれ貼ったのあなたでしたの!?」


 衝撃の新事実を知らされて、激怒して経文に掴みかかろうとするリリアン。


 それを凶と華香渦が、ふたりがかりでなんとか沈静化する。


「今はそれどころじゃないから」


「この馬鹿は後で僕が、責任もって蹴っておきますから」


 そんなこんながあって、ようやく華香渦は少女と対峙する。


「で、どういう用件だっけ」


「私の名は頑河がんがナン。生まれはインドだが両親ともに日本人だ。今は日本に住みながら、黄魔術を修行中の身である」


 それまで律儀にずっと待ってた少女は、両手で鍋を持ったまま堂々と名乗りをあげる。


「黄魔術?」


 名乗りを聞いて、真っ先にマヌケな声を出したのは経文。

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