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#38 暇人と客人 4
「なんなんですか、あのふしぎ女子高生は。経文さんのお友達か何かですか」
リリアンの問いに、顔をしかめる経文。
「ちょっと待ってください、今のは聞き捨てなりませんよ。まるで私が、彼女と同レベルの残念さんみたいな言い方じゃないですか」
「まるで、ではありません。同レベルの残念さんだと明言しているんです」
つまり来客が残念さんだって本人の目の前で明言してるってことになるけど、経文はその点をスルーしてリリアンに詰め寄る。
「ハァ? あんまりナメたことばっかり言ってると、今日こそ容赦しませんよ。遠心分離機でクルクル殺されたいんですか?」
「ナメたことを言っているのはあなたのほうですよ、このカンガルーファッカー」
「カ、カンガルー!? それはどういう意味ですか!」
「あなたを罵倒するために、わたくしが特別に考えて差し上げた造語です。変態のあなたにはちょうどいいでしょう」
言葉の意味がわからない凶でも、リリアンが何かとんでもないことを口走ったのは察した。
その証拠に、罵倒されたはずの経文は怒りもせずに、何故か顔を赤らめてしどろもどろ。




