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#24 最悪の魔女 1
リリー・リー・リアン、略してリリアン。
彼女はとある国の機関が、心霊攻撃用に開発した人工精霊である。
人工精霊っていうのは名前の通り人工の精霊で、リリアンも攻撃するために日本へ送られてきたんだけど、今は理由あってこの研究所で助手として働いてる。
「食べ物を粗末にするのはどうかと思いますが、とりあえず火事にならなくてよかったです」
顔面にサンドイッチを貼り付けたままバタンのキューな経文を放置して、凶が率直な感想を述べると、リリアンは礼儀正しく笑みを浮かべて経文を指さす。
「ご心配には及びません」
見ればサンドイッチは熱によって形が崩れ、経文の顔面にドロリと滴り落ちてる。
もちろんパンがそんなふうに溶けるはずがなく、そのとろけ具合はむしろキャンドルに近い。
「元より本物のサンドイッチではありません」
「それを聞いて安心しました、と言っていいのかわかりませんけれど」
凶は安心するのと同時に、どうしてわざわざ食品サンプルを持ち歩いてたのかっていう新たな疑問が発生してたけど、それを問いただすよりも先に別の人影が登場。




