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#23 VS巨乳精霊 4

「人の胸を、豊胸したみたいにおっしゃらないでください――」


 リリアンのつぶやきに呼応するように、手の上でトレイがぐいんぐいんと不穏な音を立てながら回転してる。


 同時にゆっくりと右腕を後ろに引き――


「アンフォルマシオン!!」


 トレイごと前へ突き出す。


「なんですとー!?」


 打ち出したリリアンの手元から強烈な衝撃波が噴き出して、経文が放った炎を包みこむように相殺。


 そしてトレイに載ってたサンドイッチが、慣性の法則に従って前方へと飛ぶ。


 当然その先には、先に攻撃を仕かけた経文がいるわけで。


「ぺぎゃっ!」


 顔面に被弾する。


「その程度の攻撃でこの研究所に、そしてわたくしに危害を加えるなんて浅墓ですわよ、経文さん」


 もう何も載ってないトレイをうやうやしく掲げて、リリアンが語る。


 すべてのパラメータを火力に振り切ったような火力天国スピード地獄の経文と、互角に渡り合える彼女。


 もちろんそんな彼女が、ただの巨乳ウェイトレスのはずがない。

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