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#16 タイトルコール
「やっぱチキンはひとりで食べるよりも、一緒に食べた方がおいしいですもんね」
「そ、そうだな」
笑顔で言われて、凶も顔を赤くしながらチキンを食べる。
事情があって親元を離れてる凶にとって、経文は使役する式神であると同時に、身の回りの世話をしてくれる家族のような存在でもある。
黒魔術と陰陽道。
2つの五芒星が重なるとき、物語が始まる。
「ぐはあ、凶サマの唇に、油の膜が張ってますよ。今凶サマとチュッチュチュッチュしたら、唇のプリップリした触感と秘伝のスパイスが同時に味わえて、うふふ、えへへへへうへへへへへへ」
「やっぱりおまえ死ね」
妄想も始まる。




