モナカアイス(200文字)
夕方、犬の散歩に行った。夕方とはいえ、暑い。
帰宅すると、クーラーの効いたリビングで、姉がモナカアイスを食べていた。
それはもう、美味そうに。
冷凍庫を確認するも、アイスは一つも入っていない。
姉の方を見る。アイス。アイスが、食べたい。
「なあ。それ、ちょっと頂戴」
「ええ? じゃ、ちょっとだけね」
「うん」
「……本当にちょっとだね」
「文句ある?」
「いや。モナカの皮を一口分だけ譲ってくれて、どうもありがとう……」
夕方、犬の散歩に行った。夕方とはいえ、暑い。
帰宅すると、クーラーの効いたリビングで、姉がモナカアイスを食べていた。
それはもう、美味そうに。
冷凍庫を確認するも、アイスは一つも入っていない。
姉の方を見る。アイス。アイスが、食べたい。
「なあ。それ、ちょっと頂戴」
「ええ? じゃ、ちょっとだけね」
「うん」
「……本当にちょっとだね」
「文句ある?」
「いや。モナカの皮を一口分だけ譲ってくれて、どうもありがとう……」
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