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200文字小説

モナカアイス(200文字)

作者: うわの空

 夕方、犬の散歩に行った。夕方とはいえ、暑い。

 帰宅すると、クーラーの効いたリビングで、姉がモナカアイスを食べていた。

 それはもう、美味そうに。

 

 冷凍庫を確認するも、アイスは一つも入っていない。

 姉の方を見る。アイス。アイスが、食べたい。


「なあ。それ、ちょっと頂戴」

「ええ? じゃ、ちょっとだけね」

「うん」



「……本当にちょっとだね」

「文句ある?」

「いや。モナカの皮を一口分だけ譲ってくれて、どうもありがとう……」

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― 新着の感想 ―
[一言] 皮肉の入ったお礼が面白かったです!!
2011/08/08 14:25 退会済み
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