マダミス日記260402
うわ、俺が一番壁に感じている問題が、Twitterで話題になってしまった。
困った。黙ってられない。反体制限界老人のような張り詰めた堪忍袋しか持ち得ていないので、文字にしないとやってられないぜ。
話題になったのは、これだぁ!
「テストプレイに人が集まらない」
――うん。俺もそう思う。
マジで集まらない。昔からそう。少なからずマダミス関係のフォロワーがいたころの俺でも、Twitterでテストプレイヤーを集めるのは一苦労だった。Discordのオンセ鯖だったらまだワンチャンあったかもしれない。俺はもう入ってないから、今どうかはわからないけど。
これに対して、とある御仁がこう言った。「他人のテストプレイに参加しないから、自分のテストプレイに参加してもらえない」のだと。これはある程度正しいかもしれないが、微妙にズレている。クリティカルなアドバイスではないと思う。
なぜそう思うか。それは対象人数の問題だ。「マダミス作者」かつ「他人のテストプレイに参加する人間」って、実はかなり少ない。
そりゃそうだ。人には可処分時間というものがある。ただでさえ作者は、自分の作品の制作に時間をかけているのだから、そもそもプレイヤーをやる時間が、普通に遊んでいる人よりも少ない。なので、マダミス作者にフォーカスしてテストプレイの営業をかけるのは非効率である。
もちろん、返報性を期待してというのは戦略としてはありだが、しっかりと関係性を築かない限りあなたの努力は帰ってこない。ただ参加しました。黙っていてもこちらのテストプレイに参加してくれるでしょ、などと考えてはならない。なので労力もかかるし、その労力で獲得できる人数の効率が悪い。
私の話をしよう。私はこれまで94本のマダミスを遊んできた。そのうち、テストプレイであった作品は32本。実に3分の2はテストプレイであった。
これだけテストプレイに参加していても、それだけで自作のテストプレイヤーは集まらないのだ。実体験からも、他人のテストプレイに参加するだけで、自作のテストプレイヤーを集めることはできないことを、俺は知っている。
困ったね。困った。この世に救いは無いのだろうか。友達を増やして、頑張る以外に、方法は無いものか。だってよ、俺は人間なんてそもそもそんな好きじゃないんだぜ。だからインターネットで、距離を置いて遊んでいるというのに。
と、いうカスの皆さまに朗報です。私はこれを解決するための、さらなる効率的な手法を知っております!!!
私がとっていた方法、それは「他作者のテストプレイに参加する」。これです!!!!
手に取った石はまだ投げないでほしい。これは、先述のお兄いさんとは、お兄いさんの出来がすこーしばかり違うのだ。俺が言いてぇのはよ、つまりこういうことだ。
「テストプレイに参加している、プレイヤーのほうに営業をかける」
「マダミス作者」が他人のテストプレイに参加するかは、正直わからん。でも、そのテストプレイに参加するような、物好きであればその確率は高いんじゃぁねえの? ってこと。
それに加え、1卓につき作者は一人だが、プレイヤーについては4~7人くらいいる。人数が違う。質も量も違うのだから、これを頼らない手はない。
俺がやってた手法はこうだ。自分の作品が完成したら、まず他人のテストプレイに参加する。そうだな、なるべく日程的に先でないもののほうがいい。突発や、1.2週間後のものだ。
だってお前の作品のテストプレイはすぐやりたいじゃないか。例えば2か月後の卓だと、参加者もつまり2か月間日程が開いていないような人間であるから、お前の卓はひょっとすると4か月後に立つことになっちまう。アルキメデスが亀に追いついちまう。
さらに、できればあまり有名どころではない作者だ。有名どころの作者は、それだけで期待値が大きく、「無料でこの作者の作品が遊べるならテストプレイでもいいか」「この作者には恩を売っておきたい。他の人の宣伝があっても知らん」「普通にこの人の友人です」みたいな、他の参加者の策謀が巡っている可能性がある。自分の策謀は通したいが、他人の策謀は無いほうが良いに決まっている。無名の作者のテストプレイに参加してくれるような、優しくてマダミス界の未来を見据えているような有志が集まる会に参加しよう。
そこでのテストプレイを真摯にやり終えた後の感想戦で、「実は小生も作家でして……」と切り出そう。ちょうど、今、なんとついさっき、出来上がったばかりの作品があるが、テストプレイでどうだろうか? と誘ってみるのだ。
「マダミスの卓は、マダミスの感想戦が一番立てやすい」の法則を存分に生かそう。他作者で集めるとなれば、何卓回らなければならないんだという話だが、これであればなんと1卓行けば1卓テストプレイができる可能性まである。夢の錬金術だ。
でもよぉ兄弟。あんたは今、テストプレイできてねぇじゃん。UZUの有料シナリオ移行を諦めたのは、テストプレイヤーを集められないと判断したからだろ?
まさにその通りで、返す言葉が無い。ここから先は、N=2の、数少ない実体験から全体を敷衍してしまう、善くない愚痴だ。有用な情報はもう出てこないから、酒のつまみにならないという人はここで引き返すといい。
実は、UZU版の『夜行列車に銃は踊る』のテストプレイを募集したんだよ。UZUで有料のシナリオを頒布するには、最低3回のテストプレイを経る必要がある。でも、それに募集してくれた人は2人だけだった。1卓も立たねえ。
なので、初心に帰った俺はテストプレイに参加することにしたんだな。一度界隈から足を洗って、かつ別に戻ってきたってわけじゃあないので致し方なし。あと、多分好感度も低い。
そうこう考えて参加したテストプレイは、まあひどいものだった。2卓参加してどちらも、そもそもゲームが完成していない。そして、それを非難する人間がいなかった。マジか。ビビる。俺はこの界隈は悪い方へ行くと確信していたからこそ身を引いていた、引いているわけだけども、もはやこれまで進行が早いものかと思ったね。
まあBGMやイラストを依頼していて、それが未完成で似たもので代替してます、とかであればわかるよ。でも。本文が完成していないは、作者の匙加減じゃん。なんでテストプレイの募集をし始めたの? それで、この卓は一体何をテストしてるの???
昔のワシはのぉ、それはそれはテストプレイに参加すれば言いたいことを全部送るような人間じゃった。シナリオコンサル有料にしているしあんまり本気で物申すのはコンサル購入してくれた人に申し訳ないなあと思って、身の振り方を直前まで考えていたワシがバカじゃった。
そうそう、シナリオコンサル、依頼が一件ありました!
界隈に毒されていなそうな、新鮮な作者とお見受けしました。きちんと完成品を送っていただき、これには我が方も全力で応答せねば、とA4用紙11ページに渡る案出しをしました。実働を数えたら7時間くらいかかっており、手数料を引いた売り上げが2300円。つまり、時給は300円ちょっと。先方からは好評をいただいたが、果たして真に良い影響を与えられたかはわからない。まだ頒布されてなさそうだし、折れてないといいけども。
この仕事をなんと現在、納期3日で設定しているので、依頼が殺到すると俺は死ぬ。実績があったり、作品に自信があったり、友達がいる人は私に頼まないでください。お金は大事です!
テストプレイで遊んだ2作品に関しては、身の振り方とか以前に、言うことないよ。そんなものに。そんな作者に。タイトルから、あとがきまで、すべての文字、文章、ロゴスには意味があるのじゃよ。無いものの効果は測れません。GG。もといBG。
そして、そのシナリオに一生懸命意見を言う人がそこそこいたので、ワシは何も言わず静観することができた。黙って話を聞いているうちに、冷静になっていってしまった。ここにいる人と関係を作りたく、ない!
なんか結構な人数が身内っぽいし。なんか恋愛絡みがありそうな大学生のサークル感ある会話が繰り広げられてるし。そもそも人間嫌いなんだから、営業なんてどこかネジ飛んでないとできないよ。
ってなワケで、私はテストプレイの公募を諦めました。身内でテストプレイができなくなった時が引き際なのです。さすがに5人×3回とか、6人×3回のテストプレイを、すでにやったことある人に頼むのは気が引けるので、無料シナリオだけをUZUに置いて、あとはWhodoneに移行できればなと思っています。
なんと、Whodoneなら、テストプレイはDiscordアカウントが人数分あるだけでできるので、PCでブラウザを4,5個立ち上げられれば一人でも実装環境のテストができてしまう。みんなもWhodone、始めよう。ゲーム自体のテストは終わっているなら、こちらの方が実装楽だし、何より手数料があまり引かれないよ!!!!
一つ言いたいことがあるとすれば、運営は我々を賢く見積もりすぎている。最たる例が、支払いについて作者に支払い情報が行ってしまうことについての注意喚起のtweetである。
Whodoneの運営からすれば、「そんなことは規約に書いてあるし、そもそも売り文句に手数料を減らすためにうんたら、で書いてあることじゃん!」と思っているかもしれない。思っているからこそ、その情報を告知と注意喚起するのがリリースから2週間たった今になってしまっていたのかもしれない。
俺も、なんとなく知っていた。だって、Whodone自体は支払いの仲介を直接しないもん。支払いはstripeで購入者と販売者が行うのだから、当然支払い情報が作者に行く。でもこんなことは、分業制が極まって久しい現代社会で知っていて当然、とはならない。それはちょっと、人間を過信しすぎている。その仕組みを読んだだけで、想像が至る人間はそういない。俺は営業という名の何でも屋をしていたので、なんとなく推測がたっただけだ。現代の極まった分業制度どこ行ったんだよ。潰れちまえ、そんな会社。
なんか自分のことを賢そうに言っているが、俺も確信があったわけではなく、実際に購入されて、stripeの個人ページを見て、そこまで見れちゃうんだ、と思った。見れたところで特段面白い情報ではない。
取引履歴から見れる情報は、カードの種類と末尾4桁、登録メールアドレス、居住国、カードの登録名だ。メールアドレスとカードの登録名はバリバリ個人情報である。別にその情報を管理する必要は我々にはない(Stripeの取引履歴から閲覧できるだけで、その情報をローカルに保存したり、何かに運用する必要がマジでない。閲覧する必要もない)ので、販売側とすれば、「そういう仕組みになっているんだな」と思っておけば普通の人は大丈夫だと思われる。購入側は、メールにだけ少し気を付けよう。このプラットホームが広がった時、悪用されるとすればそこだろう。
まあ現代インターネットはメルアド抜くくらいなら、マダミス作品を作って売るなんていうバカみたいに苦労がいる方法なんて使う必要がないので、あまり心配する必要無いと思います。




