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守るべきサーバー

今回は戦闘シーンです。美羽は出ないので三人称視点になります。

 壁の外からの侵攻、もとい外からのハッキングにより、カマキリのようなものがビルに卵を植え付けている。

 4人はそれぞれのビルに向かってカマキリの駆除に入る。それと同時に、草薙美羽は『悪性アバター』を探さなければならない。しかし、この『アバター』の人混みからは探すことはできない。

 美羽はカマキリたちの掃討を3人に任せ、自らは『悪性アバター』の捜索に入る。

『ブレイバー』となっている井崎美生と瀬戸内香里奈はそれぞれカマキリを排除し、さらに出現したウィルスを駆逐する。


「チッ、思った以上にしつこいな!」


 香里奈は『ヤタノカガミ』を前方に展開し、ロッドを回転させる。


「『ギリシアコード【Λ】』! 一気に燃やしてやるぜ!」


『ソーラー・エネルギー』を『ヤタノカガミ』に集中させ、日の力を集中させる。そして、日光のような光線を、ウィルスとカマキリに向かって放出する。


「一片残らず燃えちまえな!『Λ・ブラスト』!」


 日の光を集合させた光線を前方に向けて放つ。すると、その場にいたウィルスの群れを、カマキリ諸共日の光で焼き尽くした。

 そして、光線が放たれた場所には、ビルしか残らなかった。


「まぁ、こんなもんだろ?」


 ロッドを肩に背負ながら、香里奈は次の目標に向かって移動する。小型のカマキリを駆除にながら、大型のカマキリが卵を植え付けているビルに向かう。

 すると、一瞬で移動する電光が、香里奈の後ろから通り抜けた。


「あら? 意外と悠長じゃない」

「テメェ! 周りを見て移動しやがれ! ぶつかった危ねぇだろうが!」

「ノロノロと移動してる方が悪いじゃない? それじゃ、私は先に行くわ!」


 美生が『アーク・エネルギー』を放出させ、音速の如く移動する。そのスピードは、目で追うことは難しいものだ。

『ゲイボルグ』を手に持ち、中型のウィルスにコアを先端で刺突し破壊する。

 すると、降りてきた先で『ゲイボルグ』を下に向けて構える。美生が構えていると、次々とウィルスとカマキリが降りてくる。


「一気に蹴散らす! 『Ζ・ショック』!」


『ゲイボルグ』を地面に突き刺し、高出力の『アーク・エネルギー』を放出させる。すると、美生に向かって襲いかかったウィルスとカマキリの群れを感電させ一掃する。

 感電したウィルスたちは、一気に倒れてはそのまま消滅する。

 しかし、大型のカマキリは感電してもなお立ち上がる。そして、腕の刃を上に向け、美生に向かって突進をする。


「まさか、自分からやって来るなんてね」


 カマキリは美生に対してその刃を振るう。だが、美生はそれを容易く回避する。そして、『ゲイボルグ』を構え、膝たちで集中する。


「鬱陶しいのよ。一撃で仕留めてあげる!」


 美生は『ゲイボルグ』を回転させると、再び『ゲイボルグ』を下に向けて構える。


「『ギリシア・コード【Ζ】! アーク・ストライク』! その心臓(コア)をもらうわよ!」


 カマキリが美生に向かって攻撃をする。すると、美生は音速の勢いでカマキリのコアを突き刺す。


「『コアブレイク。Ζ』!」


 美生の突きが、カマキリのコアに突き刺さる。そして、カマキリのコアは弾け、カマキリはその場に倒れては消滅する。


「あははは! 弱くて話にならなかったわね」


 白い長髪をなびかせ、『ゲイボルグ』の刃を上に向ける。すると、もう1匹のカマキリが美生いる場に現れる。美生も構え直すが、カマキリが一瞬で凍り付いた。


「うるせぇ高笑いだな。気が散って仕方ないぜ」

「なんだ、もう終わったの? でも、頭数は私が1つ多いわね」

「はッ。どの口が言うんだか。私の方が一匹多いな」


 2人が口論していると、さらにもう1匹のカマキリが現れる。だが、2人は息の合った動きでカマキリを瞬殺する。


「今のは私が早かったな」

「いいや、私よ! あなたなんて、その斧の一振りが遅かったじゃない?」

「あぁ!? 私の方が先に振るっていただろうが!?」


 睨み合いをする2人だが、上空からアリスが現れる。ドレスを纏った彼女は、2人の仲裁に入る。


「もう、こんな時でも喧嘩なんかして、早くしないと私に先越されるよ?」

「アリス!? あんた今何匹やったの?」


 アリスは仲裁すると、すぐさま上空に飛ぶ。


「さぁ? 5の時点で数えてないよ。2人も急いだら? そうしないと、私が全滅させちゃうよ?」


 2人は驚愕しながら、アリスの後を追うように上空へと飛ぶ。アリスは検知したカマキリに向かって加速する。


「やれやれ。どんだけ弱いんだか、このサーバーは。でも、肩慣らしにはちょうどいいかもね」


 アリスは『イージス』と『アイギス』を展開すると、両手に持っていた銃を構える。ウィルスたちはアリスに向かってビームを放つが、アリスはそれを二つのシールドで防ぐ。


「弱いね。これで私を倒せたつもり?」


 アリスは、持っていた銃でウィルスを迎撃する。すると、ウィルスは一瞬で駆逐される。その後ろから次々とウィルスが攻め立てるが、アリスはそれは余裕の表情で駆逐する。

 そして、危機を察知したカマキリが、アリスに向かって攻撃する。しかし、その攻撃は届かないどころか、カマキリは一歩も動けない。


「『Ξ・バインド』。磁力であなたたちの動きを封じさせてもらうよ」


 『イージス』と『アイギス』から発せられる磁力の影響により、カマキリはその場から動くことができない。そして、アリスは一切の容赦をせずにカマキリのコアに向けて銃口を突きつける。

 引き金を引くと同時にカマキリのコアに弾かせ、カマキリは消滅する。

 倒した思った刹那、ウィルスの群れがアリスに向かって攻撃をする。


「『『イージス』、『アイギス』。モードチェンジ:ストライクピット』」


 アリスの言葉と共に、『イージス』と『アイギス』はシールドからピットに分裂する。そして、アリスの指揮系統から分裂するかのように、自立して攻撃をする。

 無尽蔵のレーザーにより、ウィルスの群れは瞬く間に消滅していった。


「さて、どこの国からのハッキングなのか、調べないとね」


『イージス』と『アイギス』がシールドに戻ると、アリスの肩に浮遊する。そして、美生と香里奈が合流する。


「大方片付いたみたいだな」

「そうだね。でも、まだ終わらないみたい」


 3人は壁に開いた穴を見る。どうやら、あれだけ倒しても次々とウィルスとカマキリが湧いてくるようだ。


「美羽はどうしたの?」

「美羽ちゃんなら、探し物をしているよ。まぁ、すぐに見つかると思うけど」

「探し物? こんな状況でか?」


 2人は疑問に感じているが、アリスが淡々と話を始める。


「さっき合流する時に、見つけたんだろうね。『悪性アバター』を」

「『悪性アバター』? 私は検知できてないけど?」

「そう。さっき合流する時に見つけたみたい。でも、本人は気のせいと思って追わなかったそうだよ。もし、そいつがこの騒動の元凶だったら、そいつをどうにかしないといけない。でも、この状態ならみんなでやったら逃げられるか、はたまた数をたされるかの二択になる。美羽ちゃんはあえて後者を選んだみたい」

「『悪性アバター』なら、早く行かないとまずいじゃない!」


 美生は美羽のいる場所に向かう。すると、アリスはそれを静止する。


「大丈夫だよ。彼女なら心配しなくてもいいよ。それよりも大事なのは、このサーバーを守り抜くこと。そうでしょう?」

「確かにアリスの言う通りだな。私らまで『悪性アバター』の捜索したら、その隙にカマキリ共に企業のサーバーを乗っ取られちまうぜ」

「あんたに言われのは癪だけど、それもそうね。なら、美羽が片を付けるまでに、あれを誰が多く倒すのはどう?」


 美生の提案に、アリスは少し呆れる。だが、香里奈と共に歩き始める。


「まぁ、時間潰しにはちょうどいいね。いいよ。その提案に乗ってあげる」

「上等だ。私がお前らより多く倒してやるぜ!」

「いいわね! 誰がNo.2になれるか、競争しようじゃない!」


 3人はビルの屋上から走りとび、それぞれの『ウィングユニット』を展開する。

 かくして、3人は溢れ出るウィルスたちの掃討を再開するのであった。

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次回は土曜日の22時頃に更新します!

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