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あしたへの兆しの兆し

作者: あまなす

前の会社で受けたココロの傷が

なんとか癒えてきたような

徐々に食べられるようになってきたような

体重だってすこしずつ増えてきてるし


このまんまの塩梅が続いてくれたら

そう思っていたら

実家の母からメール

面倒くさい知らせの予感


ままならないものだなあ


母親には、自分の本当の気持ちをあんまり言えない

苦しんでいる気持ちは、とくにそう

言おうものなら、すぐ

病気かしら

お医者さん行ったほうが

すぐココロの病と決めつけられてしまう


自分のことは、自分でなんとかしなくてはならない

けっこう、たいへんだった

けっこう、たいへんだったのに

またしても、なにやら問題を持ち込まれてしまった


ままならないものだなあ


やっと、いまの生活に慣れたというのに


やっと、いまの自分に慣れたというのに


やっと、いまの自分との付き合い方を見つけられたというのに


ほんと、ままならないものだなあ









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