表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

第3話

「……間違いないです」

中井さんの後ろにいた別の人が、何かを見ながらうなづいていた。

「あの、何の確認なのでしょうか」

中井さんに俺が尋ねる。

「如月さん、もううすうす気づいておられるとは思いますが、ここはあなたが生きていた年代とは違います」

大体知っていた。

異世界にでも来たのかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。

俺のことを知っていることからも、ここが俺が生きていたところから未来になっていることははっきりとはわかっていた。

そもそも200年後の世界ってどこかで言っていた気がする。

「2225年9月21日がこの世界の今日になります。あなたは200年前の小説家で、とてつもなく有名な人物なのです。しかしながら、あなたがいた時代では、まだ有名ではなかった、つまりこれから書かれる作品は、この時代の影響を色濃くしているということなのでしょう。少なくとも、ここであなたは作品のテーマや必要な知識をとても多く吸収することとなるのです」

「つまり勝手にここへ連れてきた挙句に、お勉強しろっていうことか?」

「平たく言えば、その通りです」

中井さんの発言に、だんだんと頭が痛くなってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ