拷問?
目を開けたら、そこにはベットとトイレのようなものしかなかった。あたり一面、石でできている。ベッドはただ硬い座布団を敷いているような感じのもの。トイレに関しては、ペット用みたいな砂のようなものが敷き詰められている。食事は、まだ来ていない。かれこれ3時間程度経っていると思う。そして洋介もいない。
そう思うと少し焦りが出てくる。今まであまり実感できなくて感情があまり出てこなかったが、いざ心配することが大体的に出てくるとさすがに危機感が出てくる。この世界で生きれることが怪しい自分や洋介は、考える前のそれ以前の問題だが…とりあえずこの世界で生きないといけないと感じた。
洋介を置いていく訳にも行かないこともそうだが、何か氏名を与えられた気がする。そんなことを思っていると、誰かが入ってきた。
全員で3人だろうか。そのうちの2人はガタイが良く強面だ。残りの1人は、背丈が短く中性的な顔立ちをしている。ガタイの良いふたりは、私をおさえつけた。
「ここはどこなんだ!俺をどうするつもりだ!」
私は3人に言葉を投げつける。
中性的な顔の人は、?マークを浮かべながら口を開いた。
「-/----/../0/-.//..---/」
やはり、意味のわからない言葉しか帰ってこない。
確実に死へ近づいている予感がすると、とっさに呼びかけるように口が走った。
「殺さないでくれ!俺には面倒を見ないと行けない仲間がいるんだ!しかも私は、童貞なんだ。この肩書きを消すまでは死にたくはない!」
ガタイの良いふたりは、くすくすと笑っていた。中性的な人は申し訳なさそうな顔をする。この中で唯一、私がで童貞あると伝わったのだ。
そう、私は童貞である。まだ心地よいという体験をしたことがないのだ。このことを思い出した時、次第に顔が青ざめていくのが冷や汗でわかる。
まだ...死にたくない
そう思った瞬間中性的な人は、こちらに近づき、手で私の頭を掴んだ。
ぐにゅ
そう音がしたのと同時に、言葉にならない痛みが走ってきた。頬に生暖かい液体がつたってくる。今何があったのかを理解した。
今、頭の中に手がめり込んでいる。
痛すぎて声が出ない。暴れようとしてもがっちり抑えられていて、動けない。
また、ぐりぐりと頭の中を探られている。血がどんどん抜けていったのか、再び、視界が真っ暗になっていった。
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