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私の大好きな、私の影。

作者: Yan*
掲載日:2016/04/25

『ルンルン〜ルンルン!』



元気よく図書館へと歩いている私。

東京のとある小学校に通う六年生『高橋成美』(たかはしなるみ)といいます!みんなからは、なるちゃんと呼ばれています。これから友達と図書館で読書をするんです!



いつも図書館手前の公園で待ち合わせしてるんです!

『あっ!すずちゃん、みかちゃん!おはよう!今日も2人とも可愛いね!』



『なるちゃんご機嫌よう、なるちゃんこそとても可愛らしいです』

とても丁な言葉使いのすずちゃん。『柏木鈴音』(かしわぎすずね)ちゃんです。上品でおしとやかな女の子です。


『なるちゃんおはよ‼︎ホントホント!なるちゃん可愛すぎてまぶしぃよ〜』

元気のいい喋り方のみかちゃん。『藤堂ミカ』(とうどうみか)ちゃんです。無邪気でおてんばな可愛い女の子です。

2人とも私とは幼馴染です。


『2人とも待たせちゃってごめんね!それじゃ行こうか!』


3人は仲良く手をつないで、夏の太陽の照りつける道路を歩いて行きました。


『あれ?なるちゃん!今日は影普通なんだね!』

『ほんとうですね。今日はいたって普通ですね』

と、決まり文句のようにみかちゃん、すずちゃんは私にいいます。


『そんなにころころは変わらないよー!あっ図書館着いたよ!』


私はそう答え、3人で図書館に入って行きました。ちなみに図書館はすずちゃんチョイスです。すずちゃんは読書が大好きなんです!



3人は本を選び同じ席に着きました。

読書開始2分、早くもみかちゃんがモジモジしはじめました。

そして10分たったところです。


『あー、もう!耐えらんないよ!』


『シーッ!みかちゃん、ここは図書館ですよ?もう少し静かにしてください』


と、すずちゃんにみかちゃんが怒られてしまいました。


『はーぃ。じゃ静かにするからさお話ししようよ』


みかちゃんは怒られないように小さな声で話しています。


『なんの話するのー?』


と、私が聞きました。


『じゃー、なるちゃんの影の話し!』


『シーッ!』


と、みかちゃんはまたすずちゃんに怒られました。見てて楽しいです。


『また私の影の話しー?飽きたよもうー』


私はそう言ったのですが2人は興味深々です。


『だってなるちゃんの影伸びたり縮んだり髪伸びたりするでしょー?面白いじゃん!』


『そうですね。時には消えたり、現れたり。本当に不思議な影さんです』


2人はいつも私の影の話しで盛り上がります。

『まぁ伸びたり縮んだり、髪伸びたりは結構あるけど、消えて現れたりしたのはまだ二回だよ!』


そうなんです。

私の影は少しおかしいんです。

これから先はそんな私と私の大好きな影の不思議な話をしていきますね。


まずは私が小学校2年生の頃です。私は当時とても重い病にかかりました。


お医者さんからももうダメかもしれないと言われ会社から駆けつけたパパも泣いていました。


だけど私は3日で完治しました。お医者さんからもわからないと言われました。


そして退院して初めてすずちゃんとみかちゃんと会った時が初めてでした。

私の影が無くなっていました。



そしてもう1つ。

つい最近、小学校5年の時でした。


私はすずちゃんと2人で学校から帰る途中、居眠り運転の車が私の方めがけ走ってきました。


すずちゃんは助ける事ができずただただ泣いてました。


すると運転手の人が首をかしげながら車に乗り、去って行きました。

私は電柱のとこに座り込み、無傷でした。


すずちゃんは泣きながら私に抱きついてきました。それと同時に私の影が無いことに気づきました。



不思議なお話はこんな感じです。

これを話すと2人はいつも喜びます。

だから私も最初は怖かったけど今は2人が喜んでくれるので私は私の影が大好きです。


もうすっかり夕方になったんでお家に帰ることになりました。すずちゃんとみかちゃんとは図書館でバイバイし、いつも迎えに来てくれるパパのところへと行きました。


パパはいつもすずちゃん、みかちゃんと待ち合わせしている公園でまってくれてます!



『パパー!』


『なるみ!おかえり。お家に帰ろうか!』


身長が高くて優しい私のパパ!名前は『高橋信二』(たかはししんじ)自慢のパパです。


私は大きな返事をし、走って家に向かいました。


『パパー早くー!…?』


私が振り向いたらパパは立ち止まり少し泣いていました。


『ももか…?ももかなのか?』


私にはパパが何を言ってるのか聞こえませんでした。


『パパ!なんで泣いてるの?早く行こうよ!』


と、私が言うとパパは涙を拭きながら言いました。


『ごめんな、なるみ……なんでもない!よーし!帰るぞー!』


『おーっ!』



私とパパは手を繋ぎ、そして私の大好きな、私よりも大きく、そして髪も伸びてまるで大人の女の人みたいな影と家族みんなで仲良く帰りました。


めでたしめでたしー!


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