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【HUMAN:Intellectual】知識を生み出すもの




さむい



「人間には様々なやつがいる。



普通に生活する【一般人】


武装して一般人を襲う【チンピラ】、【ギャング】


そして高い知識をもつものだけがなれる【インテリ】


インテリはすげぇぞ。


個人個人によって違うけど、魔法やMIMが使えるんだ。


MIMっつーのは


Mind and Intelligence Nixed


の略らしい。


精神と…?

なんだ?わかんねえ…



と、とにかく必殺技みてぇなもんさ!




そして村の治安を守る【ナイト】


俺の本職だ!



ギャング、チンピラなんかふるぼっ…」


ボカッ!




威勢のいい少年は高貴な騎士に頭をひっぱたかれた。



「キャリック、無駄な言葉は控えろ」



威勢のいい少年の名はキャリック。


ちょうど客に人間界について説明しているところだった。




「コール先輩、殴ることはないでしょうがっ!」



高貴な騎士の名はコール。

若干26歳ながらもナイトの中で1、2の実力を誇る凄腕だ。



「だいたいなんで人間に人間界のこと教えなきゃならないんすか?」



キャリックの熱がこもった質問をコールが冷静に答える。


「ここ最近、記憶喪失になった人間が16人ここにきている。だが失った記憶が奇妙でな…」


キャリックは息をのむ。



「【自分が人間かどうか】を忘れているんだ。16人中16人」


キャリックの熱もだんだんと冷め、真剣な顔つきになりはじめた。


「感染症ではないでしょうか?集団感染とか。あ、ギャングとかに一発殴られて記憶とんでるとか」



しかしコールは黙って首をふる。


「研究所にまわしたが薬物反応は無し。外傷はなかったし、念のためレントゲンをとったがこれまたなんの異常もなかった」



コールはため息をつく。


「ただこれだけはいえる。これは人為的なものだ。決して自然におきえないことだ」



しかしキャリックは目を輝かせている。


「そいつをぶったおすんですね?久しぶりのバトルだー!」


キャリックは大の戦闘好き。


武器の扱いもうまく、身体能力は桁違いによい。



ただ戦闘以外の知能はサル以下といってもいい。





「ああ。だいたい誰なのかは見当がついている。だが今回は肉弾戦ではなくなるかもな」



キャリックはとりあえず、はいとうなずいた。


「今回の相手はチンピラやギャングじゃない。インテリだ」





さあやっと本格的になってきましたよ



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