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歪んだ愛情

作者: もくず

付き合い始めて3カ月。デートもたくさんした。手もつないだ。

でも、その先はまだ・・・。

たぶん「その時」は永遠に訪れない。

だってあの人は私のことを見てくれないから。


あの人にとって私はただの代替品。

あの人には他に好きな人がいるのを知っている。

あの人は私に「この髪型、似合うんじゃない?」と言った。

でも、私は知っている。あの人の携帯の中には私じゃない女性の写真があることを。その女性と私の髪型が一緒だということを。

あの人は私に服をくれた。「プレゼントだよ、よかったら着てみて?」と言って、会うたびに私にくれた。

でも、私は知っている。その服はあの女性が着ている服と一緒のものだと。


あの人と私は同じ。だから私はあの人と一緒にいる。

私はあの人に言う、「この髪型、似合うんじゃない?」と。

私はあの人に言う、「この服、よかったら着てみて?」と。


私とあの人は同じ。私の携帯の中には、あの人とは違う男の人がほほ笑んでいる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] リアルだと思います。 もう少し軽いのなら、割とこういう人多いと思います。 [気になる点] 悪い点ではないのですが、ちょっと長めにエピソード等を入れるともっと良くなると思います。 [一言]…
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