表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
858/859

第857話 魔王戦争ラフィメストス編7



「ぐほぉ!」


 カラクリが血を吐き倒れる。


「後は脳だけのようですね」


 決して油断はせずシラセはカラクリとの距離を詰める。


「小娘が、いい気になりおって!」


 するとカラクリは魔力を全身に纏い力を入れる。


「不味い!? α、Ω、お願い!」

「もう遅い!」


 バーン! と、魔力を解放したカラクリは一回りも二回りも大きくなって筋骨粒々のゴリマッチョになっていた。

 二又の槍も大きくなっている。


「覚醒ですか。厄介ですね……」


 そう言いながらシラセは軍帽を深く被り直す。


 *


「シラセの方も厄介なことになってるな」


 魔族程度の相手ならば今のシラセなら手こずることもないと考えてたが不味いな、魔族の中でも強い部類か。噂のサイハテ、現魔王サイハテのように。


「余所見とは余裕だな人間」

「それは余所見されるお前が悪い」

「抜かせ!!」


 俺の言葉にカチンと来たのか、ラフィメストスは魔力を強く剣に込め、天高く剣を掲げると、魔法で出来たドでかい、3、4mはある剣がチェーンソーのように動きこちらに放たれる。


 俺は剣を逆手に持ち変え、魔力を強く込め、下から上に登るように斬る。


「次はこっちの番だ」


 俺はまた魔力を強く込め魔法を使う。


「〝真迦(しんか)鳳閻雫刃(ほうえんしずくじん)!!〟」


 ザクリ! と、ラフィメストスを真っ二つに斬る!


 予定だったんだがな。不味い防がれた。

 無傷ではないが、これで決着を付ける予定だった俺は少し焦る。まあ、脳一つ破壊できたから上出来か。


「ガリアペストは今ので倒せたんだがな」

「あいつ何かと一緒にするな」


 心臓一つと脳一つ破壊されたラフィメストスの表情から笑みが消えた。

 ここからだぞ本当の戦いは!


 *


 シンカ村・外周延部


「くっ、強い……」


 〝変異種(ヴァルタリス)〟のメタルヒュドラを相手に苦戦するツヅリの姿があった。


「うわぁ! また〝変異種(ヴァルタリス)〟だ! 次は蛇熊か! 何で腕が4つもあるんだよ!?」


 ツヅリはメタルヒュドラで精一杯だ。

 この村にはもう〝変異種(ヴァルタリス)〟と戦える者はいない。


 ここまでか。

 と、ツヅリが諦めかけたその時だ。


 ドバン! と、魔力弾が、メタルヒュドラを撃ち抜く。

 初めてここでメタルヒュドラが悲鳴をあげる。


「せっかくの休暇だというのに天使な私を働かせるとは、ジークパング王も中々胆が据わってるな」


 宙に浮き、マスケット銃を構えた青みがかった長い黒髪の17歳ぐらいの美女が現れた。


「〝六魔導士〟マキシ・ジェシカ!?」

「ふむ、自己紹介の必要はなさそうだな」


 思わぬ援軍に冒険者たちの士気が上がる。


「マキシ・ジェシカだぁ!」

「〝六魔導士〟だ!」

「うわ、超可愛い!」


 やれやれと呆れるマキシを他所に冒険者たちは1人、また1人と戦った。


 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想をいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ