表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
853/859

第852話 魔王戦争ラフィメストス編2



 *

 シンカ村。


 そこでは群を抜いて強い二人が剣を交わしていた。


「速すぎて目に追えない……」


 クレハが呟く。


「やるな。人間、私の剣技についてくるとは」


 ラフィメストスは心から感心していた。

 自分と渡り合える人類の存在に。


「まだまだ本気じゃねぇぞ? 付いてこれるか?」


 俺はもっと加速していく。

 

 が、ラフィメストスは俺の速度についてくる。


「まだまだ!」

「これならどうだ?」


 うっ……!?


「ユキマサ君!?」


 何だ……息が……


『ユキマサさん下がってください! ラフィメストスの半径3mは空気を失くすことができます』


 桜を返してのシラセの〝精神疎通(テレパス)〟で俺は4mほど下がる。


「空気がない程度で動けないとは、所詮下等生物といった所か」


 やっぱ魔王って呼吸いらないのね。

 そういや〝幻霊種(パンタシア)〟はトイレいかないみたいだけど呼吸は必要なのかな?

 今度、黒芒に聞いてみるか。


 つーか、さっきから黒芒を起こしてるのに俺の影の中で爆睡していて全く起きる気配がない。

 肝心な時に役に立たないやつだ。

 まあ、役に立つ、立たないで連れてる訳じゃないが。


「その下等生物に倒されるお前は何なんだろうな!」

「ほざけ」


 ラフィメストスは剣を高くあげる。

 すると6つの3~4mの炎弾が現れる。


「魔法か?」


 その一つが俺に向かい放たれるのだが、無論俺はそれを斬りに行くが……


(おっも……)


 見た目よりも質量が半端ない炎弾に苦戦する。


「ほう、これを斬るか」


 間いれず2発目を放つラフィメストス。

 でも、一回慣れちまえば対処は簡単だ。

 さっきよりも魔力を強く纏い炎弾を斬る。


 ラフィメストスは顔色を変えず残り4発の炎弾を放ってくる。

 不味いな、1発でも斬り損ねれば辺りは焼け野原だぞ!?


 俺は月夜に魔力を込め魔法を使う。


「〝四篩(しし)創天覇紋刃(そうてんはもんじん)〟!」


 4つの飛ぶ斬撃が炎弾を切り裂く。


「!?」


 俺の魔法が意外だったのか、ここで初めてラフィメストスは驚きの顔を見せた。


 *


 シンカ村・ギルド


「おい! さっきの爆発音は何だ!?」

「シラセちゃん家の方じゃないか!」

「魔王が出たらしいぞ! 魔族もだ!」

「ら、ラフィメストス……」


 冒険者たちから焦った声が集まる。


「大変だ! 村に向かって大量の魔物と魔獸が」

「めちゃくちゃだ! 逃げることも出来ねぇ」


 すると冒険者の中から声が上がる。


「ならば戦いなさい。私は行きますよ」


 17歳ぐらいの水色の長い髪の少女だ。


氷海(ひょうかい)の魔女……ツヅリ・ノフト……」

「ツヅリだと!? こんな少女が」


 ザワザワとギルドがざわめく。



 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想をいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ