表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
651/865

第650話 ノアとチャッチャラー2



「うん? あ、私? あー、うーん。ま、いっか。私の正体は内緒にしてね。私はノア。ノア・フォールトューナだよ。さっきの会議で会ったよね♪ それとも〝聖教会〟の〝大聖女〟って名乗った方が分かりやすいかな?

 あ、髪の色を指摘するのは無しね。それユキマサ君でやったから、ネタバレすると魔法でちょいちょい」


 あんぐりとチャッチャラーは口を開け目をぱちくりさせる『べっ!?』とか『マジスか!?』とかを連呼する。


「〝大聖女様〟とは露知らず、ス、スンマセンした!」

「様は要らないよ。畏まられ過ぎるの実はあんまり好きじゃないんだ。ノアでいいよ。って、言いたい所なんだけど、この姿の時は()()って呼んで欲しいな♪」

「了解っス、白娘さん」


「そうだ。会議の場では聞けなかったけど、これからどうするの? あ、うん〝王国魔導士団〟を抜けたあとの話だよ。チャッチャラーさんが、あちこちの孤児院に匿名で寄付をしてるのは私は知ってるよ。〝王国魔導士団〟のお給料なら寄付の余裕があっただろうけど〝王国魔導士団〟を抜けた今は自分の生活も改めて考えなきゃいけないレベルの話しなんじゃないの?」


 ノアは心配心でそう言った。決して嫌みで言ったのではない。


「……心配してくれるんスね。でも、心配は無用っスよ! 嫁さんと冒険者をやるつもりスよ。二人っきりっスけど、嫁さんは元冒険者ですし、俺も〝王国魔導士団〟での戦闘経験もあるんで、まあ何とかなるかなって所っス! てか、どこから聞いたんスか? 俺が孤児院に寄付してたこと。嫁さんにも言ったこと無いんスよ?」

「ふふふ♪ 〝聖教会〟の情報網は伊達じゃないんだ♪ 頑張ってね、チャッチャラーさん♪ あ、あとこれを良かったら貰っておいて貰えるかな」


 スっと、懐から取り出したのは卵サイズの丸く白い石だ。少し透明がかっている。


「何スかこれ? 石?」


 不思議そうにチャッチャラーは渡された石を上から下から360度ぐるりと見渡す。


「それは〝通信石〟だよ。最近ウチのジュリちゃんによって〝伝聖の遺産〟の量産型が開発されたんだ。で、それがそれ。私の通話番号は1-1だから何かあったらいつでも連絡してきて♪」


 それを聞いたチャッチャラーは本日三度目の驚愕の表情を見せる。


「て、それめっちゃ高いんじゃ無いスか!? いいんスか!? 俺が貰っちまっちゃって!?」

「うーん、値段はどうかな♪ 聞かない方がいいかもねー。何てね、言ったでしょ。()()()だって。最初の内は少し入手困難になるかもだけど、数年もすれば一般的に普及するんじゃないかな。時代は進歩するね」


 意外とからかい甲斐がある人だなー。と、ノアはクスクスと笑いながらチャッチャラーの反応を楽しんだ。



 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想、いいねをいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ