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第629話 アルカディアの会合4



 鋭い牙を光らせる〝三王〟の一人、ヴァンドール・ブラッディナイトは〝吸血鬼(ヴァンパイア)〟だ。付けられた二つ名は〝夜の女王〟──世界一有名な〝吸血鬼(ヴァンパイア)〟だ。


 〝王国魔導士団〟にも全く引けを取らない人類屈指の実力者でもある。


「この場で()()()妾を確実に止められるのは〝大聖女〟ぐらいだろう。その〝大聖女〟も妾を──いや()()()()()()()()()()

「……生き物を殺せないとはどう言った意味ですか?」

「シラセ、お主知らぬのか? 大聖女殿は生まれつき生きてる物を殺せないのだ。()()()()のでは無く()()()()。あの大戦闘能力を持ちながら虫一匹たりとな」


 〝王国魔導士団〟ではまだ新参者のシラセにシラセの隣に席に座る同じく〝王国魔導士団〟の〝仙極〟ヒルグラム・パンサーが細い目を更に細くして言う。


()()()()って、大聖女様が、例えば頭や心臓をナイフで刺したりしたらどうなるのですか!?」

「うーん、詳しく話すと長い話しになるから簡潔に言うね。瀕死で留まるかな。例えば命のケージが100の人がいたとして私がどんな攻撃をしても1残る。命のケージが1の状態の人にまた致命傷の攻撃したら今度は0.1残る。次は0.01、その次は0.001残る。魔王だろうが虫だろうが私は絶対に生き物を殺せないんだ。それが私と神様との誓約。絆の証でもあるんだ。攻撃はそんな感じだけどその代わり()()なら誰にも負けないよ♪」


 あれほどの戦闘能力を持ちながら魔王を倒せなかった理由はそこにあったのかとシラセは深く納得する。

 そう言えば〝大聖女〟が捕まえた〝屍〟シリュウ・ブラックは全身の骨は砕け、内蔵も大きく損傷しており、生きてるのが不思議なぐらいの状態だったという。

 余談だが、シリュウは現在〝第0カルケル島〟に幽閉されている。数ヵ所にある牢獄島、数字が若いに連れてより凶悪犯が幽閉される。

 勿論〝魔王信仰〟のNo.2ともなれば最上級の〝第0カルケル島〟に即幽閉された。

 護送中も万が一の警備は万全に〝聖教会〟の実力No.3〝天童〟レモン・リーリアと〝王国魔導士団〟の〝仙極〟ヒルグラム・パンサーをも向かえ、更には総憲兵隊長までもが輸送護衛に付いたほどだ。

 それだけシリュウの逮捕は人類の快挙であった。


「色々と府に落ちました……っと、皆様申し訳ありません。私の浅学(せんがく)故にお時間を取らせてしまいました」


 シラセは謝罪と共に深く軍帽子を被り直す。


「では、議題に入りましょうか。今回の会議は荒れそうですね。どれもこれも最上級案件だ。では、まずは、先の〝魔王戦争〟の一件から──」


 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


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 (また、既に評価、ブックマーク、感想、いいねをいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


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