表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
597/864

第596話 次の街へ7



 *


 クレハの話だと2日で着くと思っていたが〝天空都市ラタトイユ〟までは3日かかった。

 この遅れには天候が大きく関係している。

 2日目は朝から外が台風が可愛く見えるような大嵐が俺たちを襲った。家の周りに結界を張り、大嵐の1日は俺たちは家に籠城することとなった。


 その日、俺は魔法を駆使しメモリアルリングの製作に取りかかった。具体的には魔法で骨から炭素を抽出し、更に不純物を取り除き黒鉛化させる。そして高温高圧の環境下でダイヤモンドを製作する。

 これも魔法の応用で行えた。ちなみに魔法とはイメージが大切だとクレハに習った。それに魔力と言う魔法の元になる力を流し込み、魔法を完成させるというのが、簡単な魔法の原理らしい。イメージが足りなかったり、イメージに対して魔力が足りなかったりすると上手く魔法が発動しなかったり、何も起こらず失敗するそうだ。


 メモリアルリングは後は研磨してカットするだけだ。科学だと数ヶ月かかるが、魔法を使うとこんなに早いんだな。


 遺骨からメモリアルリングを作るとDNAが破壊され誰の物か分からなくなるんだが、俺のスキル〝天眼〟は別にDNAが破壊されても問題なく判別できた。


「で、あれが〝天空都市ラタトイユ〟か? ラタトイユだろ! ラタトイユな筈だ!」


 遥か上空、確かにその都市は空にあった。


「うん、というか、テンション高いね。こういう所、好きそうだもんね、ユキマサ君」

「本当に空にあるんですね。ビックリです」


 桜も空飛ぶ都市を見て驚いてる。


「それにしても、何だ、あのぐるぐる飛び回ってる箒に乗った奴等は?」


 近くにいる箒に乗った奴等の数は五人。

 その姿は黒い三角帽子に黒いローブを羽織っている。まるで絵に書いたような魔法使いだ。


 その内の一人、箒に乗った少女が俺たちに近づいてくるので俺は慌ててフード付きマントで顔を隠す。


「やあ、こんにちは。旅の人、それとも冒険者さんと呼んだ方がよかったかな?」


 話しかけて来たのは、年は十代半ばぐらいの茶髪ツインテールの女の子だ。


「で、皆さんは〝天空都市ラタトイユ〟に入場をご希望?」

「ああ、四名で頼む」

「四名? 三人に見えるけど?」


 論より証拠とばかりに俺は影の中の黒芒に「おーい、ちょっと起きろー」と、黒芒を起こす。

 すると影の中から「何じゃ、まだ昼間じゃぞ」とご機嫌斜めに出てくる。


 黒芒の登場にツインテール少女は、

「せ、せせせ、千妖の黒芒!?」

 と、驚きの表情を見せる。有名人だなー、黒芒。


 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想、いいねをいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ