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第585話 シナノの新生活18



「け──〝剣斎(けんさい)〟エルルカ・アーレヤスト!?」


 アトラ先輩がビックリ仰天と言った感じで、先にお店に入った二人組の女性の黒髪の方を凝視します。


 〝剣斎〟と言うと〝王国魔導士団〟の、いえ最近〝王国魔導士団〟を抜けたと聞いています。正確には〝元王国魔導士団〟でしょうか?

 田舎出の私でも知ってる超有名人です。


「大丈夫ですか、アトラ先輩、有名税とか取られませんよね?」

「私より落ち着いてください。しなのん、後、有名税ってそういうのじゃないです」


 ヒソヒソと私とアトラ先輩は小声で話します。


「と、あれ? フォルタニアさん?」


 アトラ先輩がキョトンと話しかけました。

 どうやらこちらは知り合いのようです。


「おら、これはどうも〝ハラゴシラエ〟のアトラさんでしたか。ご無沙汰しております」


 フォルタニアさんと呼ばれた優しそうなエルフの女性がアトラさんに綺麗なお辞儀を返します。

 フォルタニア……フォルタニア……何処かで聞いた名前です。うーん、後ちょっとで思い出せそうなんですが出てきません。

 はて、お会いしたことはない筈ですのに。


「は、はい! こちらこそです!」

「あ、あのー……こちらのエルフ美人の方は?」

「この方はフォルタニアさんですよ。しなのん! フォルタニアさんは〝大都市エルクステン〟のギルドの副ギルドマスターです! ()()()()()()!」


 え、偉い!? け、権力者!? 権力者ですか!!

 権力者は苦手です。私はか弱い庶民なので。


「別に私は偉いワケではありませんよ。副ギルドマスターも望んでなったワケでもありませんし」

「そうなんですか、それはそれで大変そうですね」


「そうですね。やりがいはありますけども大変なのは確かです。あ、申し遅れました。私はフォルタニア・シルフディートと申します。よろしくお願いしますね」


 シルフディート、シルフディート……これも何処かで聞いたことがあるような名前です。

 確か〝エルフの国〟の名前では? ということは、この方、エルフの王族では!? いえ、これ以上は考えるのは止めましょう。私は何も聞いてません。


「あ、すいません。私はシナノと申します。つい最近から〝ハラゴシラエ〟で働かせて貰っています」

「なるほど。それで休憩中にお二人でクレープを食べにということですか。ふふ、素敵な職場ですね」


 フォルタニアさんが品のあるそれでいて可愛らしく笑います。というか本当に美人ですね。この方。


 クレープを待つ間に剣斎さんが私の方にやってきて、くんくんと私の匂いを嗅ぎます。え? 私何か匂いますか? 最低限の清潔には心がけているのですが。



 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想、いいねをいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

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