表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
435/864

第434話 鵬剣vs仙極



 ──〝スノーワイトの街〟東門前──


 その日〝スノーワイトの街〟の()()()()()()()()

 比喩ではない。()()()()()()()

 それは二人の人類がぶつかった余波である。


「何故、(みな)は奴を庇う? 〝国狩り〟で〝黒い変態〟──魔王にも負けず劣らずの世界の害悪であろう?」


 ばしんッ! グローブみたいなゴッツイ手を合わせ衝撃波を繰り出す〝仙極(せんごく)〟は手を抜かずチャッチャラーを攻撃する。


「変わり者って意味なら変態ってのも的を得ちゃってるかもしんねぇスね。まあ、害悪は全否定スけど」


 チャッチャラーは迫り来る衝撃波を魔力を纏った双剣で受け止める。重い一撃だ。流石の威力にチャッチャラーも少し顔をしかめる。


「ふむ、まだやるかの?」

「まだ始まったばかりっしょ? 言っときやすけど、俺の〝魔力(チェケラ)〟は少しばかり強力で厄介っスよ?」


 バッと距離を詰め〝仙極〟の懐に双剣の刃を忍ばせる。


「腹、カッ(さば)きますけど、死なないでくださいね」


 魔力(チェケラ)を込めた刃が〝仙極〟の腹部を捉える。

 ✕の字に剣で斬り裂いた。


「うぐっ……」


 瞬時に腹部に魔力を纏い防御をした〝仙極〟だが、腹部に痛みが走る。内蔵までは届いてないが〝仙極〟は久しぶりにダメージと言うダメージを受けた。


「あの人に自分の命よりも大切な物を救われやした」

「?」


「もう俺はあの人に刃を向けられねぇンス、そんな恩を仇で返す真似は例え上の命令であっても無理っス」

「そうか、ならば奴と共に倒れるがいい」


 紗欄(しゃらん)。錫杖の(かん)の音が辺りに響く。

 ヒュン、と、凄まじい速度でチャッチャラーの背後に移動した〝仙極〟が錫杖に強く魔力を込め、首もとを狙い斜めに振りかざす。


「っべ!!」


 避けられない判断したチャッチャラーは首もとに魔力を集中し攻撃を受ける。


 ド──バッ──ン!!!!


 強者の魔力と魔力の衝突は強いエネルギーを生む。爆弾なんて可愛い物ではない、空間を震わせ、周囲のありとあらゆる物を破壊し、大気にヒビを入れんばかりの衝撃を生む。


「はぁ……はぁ……流石にヤバたんっスね……ぐふ」


 不意に二人の内ポケットから、プルル……プルル……と、音がなった。

 つい先日その作成方法が〝聖女〟ジューリア・クーローによって解明され、今や大量生産間近の()()()──その複製品ではなく〝天聖時代〟に〝天聖〟によって作られた(まご)うことなき本物の〝天聖の遺産〟だ。


 10個に割られたそれの欠片は今は〝三王〟と〝六魔導士〟と〝人類最大級のギルドのギルドマスター英雄ロキ〟が持っている。


 今現在、通信石が鳴ると言うのは緊急を要する事態と言うことだ。チャッチャラーと〝仙極〟は目だけで一時休戦の合図を出し、通信石の連絡を取る──




 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想をいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ