92話.頂上決戦②
創造神「む!」
「どうやら少しは気づいたようだな」
くろむ「これであたりってことかはわかんないけどな」
ナビ 「ど、どういうこと!??」
くろむ「単純な話だよ、あいつはナイフが障壁にぶつかる瞬間に
ナイフを障壁と同じ次元のものに変換して
通過後にこの次元のものに戻していたんだよ」
ナビ 「そんなことできるの!!???」
くろむ「少なくとも今の俺にはできない芸当だな」
「でも空間術は物質そのものの次元を操作できるってのを
知れたのはよかったよ」
ナビ 「そうかもね」
「創造神のタネはわかったけど、それをどうやって防いだの?」
くろむ「あー、2つの異なる次元の壁をつっけて配置しただけだよ」
「あいつは外側の壁とナイフの次元を合わせたけど、
内側のものとは次元が異なる」
「だから、通過できなかったってことだろうさ」
創造神「カオスの切り札を舐めすぎておったようだな」
「おふざけはここまでにして、そろそろ真面目にやろうかの」
創造神は禍々しい魔力を全身より漂わせだした。
気が狂いそうなほど強烈な魔力であったが、
くろむは創造神の魔力の奔流を別の次元に受け流すことで無効化させた。
くろむ「真面目にとかいいながら、姑息な手法できやがって!!!」
「しかし…… お互いが空間術の使い手だと攻め手にかけるな……」
創造神「お前からこないならこちらからいくぞ!」
創造神は巨大な槌を出現させ、それを掲げて突進してきた。
くろむは、槌がぶつかる瞬間に次元障壁を作り出し攻撃を受け止めた。
そして、カウンターで氷槍で創造神に突き攻撃を行ったが、
創造神も同じく次元障壁を作り出しくろむの攻撃を受け止めた。
その後、くろむはバックステップで創造神と距離をとった。
くろむ「やっぱり普通に攻撃しあってたんじゃ、ラチが明かないよな……」
普通に攻撃し合っていたのではラチがあかないため、
くろむはどう攻めるべきか思案した。
そこで思いついた案を試してみることにした。
原子分解光線を球状に成形したものを空中に100個ほど漂わせた。
創造神「たとえ物質そのものを分解消滅させるその魔術でも
無意味だということにも気づいておらぬのか?」
「やはり下らぬ奴であったか……」
くろむ「そこはこうご期待!といいたいところだけど、
俺も通用するかどうか試行錯誤してみようってとこだしな」
「とりあえず試させてもらうぜ!!!」
くろむは、球状の原子分解光線10個を創造神に向けて放った。
創造神はくだらなさそうな顔をしつつ、次元の障壁によって防ぎ始めた。
予想通りの展開にくろむは追加で10個放ち、障壁に創造神に向かう途中で
次元扉を通し、別の角度からの攻撃にした。
創造神「浅はかだな……」
「その程度で何かが変わるわけがない」
くろむ「そうとも限らないぜ!!」
くろむは残りの一斉に放った。
全ての球状の原子分解光線を次元扉に通過させ、
方向とタイミングに様々な変化を加えた。
創造神は今まで同様に1個づつ丁寧に次元の障壁で対応していった。
創造神「なにもかわらないんだが?」
くろむ「どうかな?」
弾かれ続けた球状の原子分解光線のうちの1つが
創造神の次元の障壁を突破した。
そして、次元の障壁を通過できるものがいくつか出始めた。
しかし、全てが通過できるわけではなく、全体のうちの約1割ほどであった。




