89話.カオスの作戦
更新が遅くなってしまい、すいませんでした。
本日より、いよいよ最終章の開始です。
完結まで1日1更新をキープして頑張っていきますので、
楽しんで頂けたら嬉しいです!!
カオスからもらった休息日2日のうち1日をアキナと過ごしたくろむは、
2日目はその他の国民と過ごした。
みんなは、くろむがアイギスを留守にすることを不安に思わせないように
一様に問題ないこと、任せて欲しいことを強く主張していた。
国民たちのその気持ちを心強いと思いつつも
無理させているような気分にもなっていた。
くろむ「できるだけ早く全部終わらせてみんなに安心してもらわないとな」
「……気分は乗らないけど、カオスのところにいくか」
気乗りはしないが約束の日でもあるためくろむはカオスの元に空間転移した。
カオス「今日は大切で歴史的な日になるというのに、気乗りしないとは
ダメじゃんよ~」
くろむ「第一声からそれかよ……」
「気が乗らないものはしゃーないだろ?」
カオス「それはそうだけど、多くの世界にとって
歴史の分岐点となる日なんだから、気合はいれてよね~」
くろむ「始まれば本気でやるからそこは安心してくれって」
カオス「……」
「…… 信じるしかないから信じるけどさぁ」
くろむ「俺にとっても大事なことなんだからさ、真面目にやるさ」
カオス「それに生きて帰らないとだし?」
くろむ「そういうことだよ」
カオス「心配するだけ無駄なことでもあるか……」
「まぁ、今回の作戦の説明をするよ」
くろむの態度に珍しく苦言を呈すカオスに、くろむは珍しいなと思いつつも
カオスの説明を静かに聞くことにした。
今回の作戦の中心は、カオス派の神々の協力の元で
くろむと創造神の1:1を実現させ、創造神を打ち倒すこと。
そのための準備をカオスは徐々に行っていた。
カオスは創造神派の神たちを少しづつ自身が作り出す特殊な空間に幽閉し、
創造神派の勢力を削いでいた。
しかし創造神派の重鎮のうち数柱は、幽閉することに失敗。
現在、創造神とその重鎮数柱は創造神の間にて、
こちらの攻撃を迎撃する準備をしているらしい。
こちらは、カオス派の神々が先行して攻め入り、
残っている重鎮の眷属を排除しつつ、重鎮たちを別空間に隔離し、
重鎮たちからの迎撃を無力化する。
このときに多少の流れ弾がくろむに飛んでくる可能性自体はあるため、
油断はするなとのこと。
ここまでのお膳立てが完了後、くろむはここを出発し、
創造神の間に突撃をする。
カオス「まぁ大まかにはこんな感じだよ♪」
「創造神とどう戦うのかは、くろむに任せるよ♪」
「ただ…… とんでもなく強いから注意だけはしてね!」
くろむ「一番肝心なところは完全に丸投げかよ!!!!」
カオス「神同士は戦えない以上しょうがないじゃないか」
「ただ……」
「ナビ、こっちにおいで」
カオスがそう言うと、くろむにだけ見えているはずの思念体として
存在しているナビがカオスの前に現れ、ひざまづいた。
ナビ 「カオス様、いかがなされましたか?」
カオス「くろむに僕からの最後の助力としてね」
「君に肉体を与えて半神とする、
そして僕の力の一部を使えるようになってもらうよ」
くろむ「は? そんな簡単に半神化できるならあの試練なんだったんだよ!」
カオス「ナビは僕が僕の魔力で作り出した眷属だよ?」
「さすがに神にするのは無理だけど、
半神までなら僕の意思で簡単にできるさ」
くろむ「神ってまったく異常なやつだな」
カオス「君もほぼ神になってるんだけどね?」
ナビ 「僕が半神に!!??」
カオス「そそ、ナビが僕の代わりにくろむをサポートするんだ!」
「ここにおいで」
ナビを自分の傍までこさせたカオスはナビの頭に手をおき、
その手から眩い光が発生し、ナビを包み込んだ。
カオス「はい、おしまい!」
ナビ 「!!???」
カオス「これでナビは半神で、僕の空間術を使えるよ♪」
「これでくろむを助けてあげてね♪」
ナビ 「は、はい!!」
くろむ「なんかすっげーあっけなくとんでもないことしてないか?」
カオス「これが神の御業ってとこだね♪」
くろむ「あっそ……」
カオス「まぁあとは君の準備が終わったら、神々たちの進行を開始する」
「そうなったら、作戦は止まらないよ」
「準備はOK??」
くろむ「ここにいる以上OKに決まってるじゃんよ」
カオス「んじゃ神々に開始を指示するね!」
そういうとカオスは黙り込んだ。
おそらく神々への指示をだしているということだろう。
カオス「さて、進軍開始したよ」
「しばらくしたら、重鎮たちの隔離も完了するだろう」
「そうしたら、君の出番だよ」




